月に10着は洋服を買うぼく。
そのどれもが高いものじゃないけど、買うときは絶対に妥協しない服選びをします。
ぼくって洋服が増える一方で、手放すことを滅多にしないんですよね。
いつも強烈に気に入って、直感的に「これが欲しい」と思ったときにしか服を買わないんです。
だから、そうやって揃えた洋服に執着し過ぎているのかもしれません。
・・・けれど、最近気がつきました。
ファッションは気分という言葉があるように、自分がその時々でしたいと思う格好は常に変化し続けます。
そうやって自分が変わり続けるから、少し時間が経てば袖を通さなくなる服だって当然増えてくる。
袖を通さなくなるってことは、ぼく自身がもうその服を着る気分じゃなくなっているということ。
そういった服は、いわば過去の自分の抜け殻のようなものです。
・・・これって、すごく無駄なんじゃないかな?
いつまでも手元に置いていたって何の意味もないし、クローゼットのスペースを無駄に占領するだけ。
それに、そういった服がたくさんあると、これから新しい自分に出会わせてくれる服の入る隙がない。
もっと色々なスタイルで、ぼくに新しい景色を見せてくれる洋服との出会いが必然的に少なくなってしまいます。
着なくなった、過去の自分が袖を通していた抜け殻でクローゼットを埋めてしまえば、ぼくには今後成長の余地がない。
一方で、ぼくにとってもう気分じゃない、袖を通さない服でも、他の誰かの気分にはバッチリとハマるかもしれない。
そうしたら、ここにある服はそんな誰かに着てもらった方がよっぽどいいじゃないか。
「iwatashop」で、ぼくの想いと服を売る
ただ洋服を売るだけなら、ブランド古着屋へ持ち込むのがいちばん早くて楽です。
実際にぼくは洋服を手放すとき、大量のそれらを持ち込んでブランド古着屋へ足を運びます。
定価が高かったからとか、そういった類の後悔や執着はそこまでありません。
高く売りたいならフリマアプリがいちばんだけど、大量の洋服を全て出品するのは面倒だと思ってしまうタイプです。
でも、そうやって大量の洋服をブランド古着屋へ売ると絶対に感じること。
単純に洋服が減ったことによる身軽さも味わえるけど、それと同時にどこか寂しい気持ちが残ります。
この正体は何だろう?
ぼくは服を手放すたびに、そんな気持ちの正体を暴こうとしました。
結果そこにあったのは、ぼくが一生懸命に選んだ洋服たちを、そこにある想いを簡単に買い叩かれてしまう感覚。
ブランド古着屋で洋服を売れば、売る人と買う人の間にお店が介入します。
せっかくの素敵な洋服が、大切にしてくれるかもわからない他の誰かの手に渡る。
それなら・・・ぼくは、せっかくブログをやっている。
幸せなことに、ぼくが書く記事の内容に共感してくれる人もいる。
じゃあ、このブログを読んでくれている人へ向けて、ぼくが手放すつもりの洋服を譲ってみるのはどうだろう?
そうすればきっと、ブランド古着屋で服を売るときに感じたような寂しい気持ちにはならないはずだ。
むしろ、気持ちよく洋服を手放すことができる。
ぼくも、買ってくれたあなたも幸せな気分になれる。
手放した後でさえ、その服にに依存するようなことはありません。
ぼくの怨霊がくっついているなんてことも、まずないです。
ただ、どうせ手放すなら大切にしてくれる人のもとへ行ってほしい。
だからぼくはブランド古着屋でもフリマアプリでもなく、自分で作った通販サイトで洋服を売ることにしました。
「iwatashop」へのご来店、お待ちしております
ということで、iwatashopはこの記事を公開すると同時にオープンします。
洋服を発送するときはぼくがその服に惹かれて買った理由、気分が上がる着こなしの一言メモを添えて。
まずはゆっくり、眺めるだけでも構いません。
皆さんのご来店を、心よりお待ちしております。
いわはし
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