運営ブログの「いわタワー」と「いわたの偏愛コレクション」を統合しました

2年ほど前にファッションブログ「いわたの偏愛コレクション」を立ち上げました。

ぼくが学生の頃から運営を続け、ブログを書くことを仕事にする大きなきっかけとなった当ブログ「いわタワー」とは別で立ち上げたブログでした。

 

そんな「いわたの偏愛コレクション」でこれまで2年間ほど書き続けてきた記事を今日、全て「いわタワー」へ移行させました。

2つのブログをひとつに統合し、今後はこちらのブログのみで記事を書いていくことにします。

 

2年前、もうひとつブログを立ち上げた理由は、ふと今までの自分がしてきたことに嫌気を感じてしまったからでした。

まだ20歳そこそこだったぼくが「いわタワー」で書いてきたのは、いわばアクセスを集めるための記事であることが多かったんです。

 

スポンサーリンク

自分が天才でもカリスマでもないことに気が付いた

もちろん嘘を書いたことは一度もありませんが、ブログを書くことを仕事として考えるようになったとき、そんな自分をどこか嫌になってしまって。

今後は自分が本当に好きでやりたいことだけを突き詰めて、それを仕事にしたい。

当時のぼくはそんなことを考えて「いわたの偏愛コレクション」を立ち上げたのだと思います。

 

ところがいざ、そうやって好き勝手にブログを始めてみるも、アクセス数はなかなか伸びず。

振り返ってみれば、自分が買った服を紹介するだけの記事ばかりで、そこに需要があったとは到底思えないものばかり。

 

今思えば、ぼくがブログを仕事にして生活すると決めたとき「いわタワー」のアクセス数はそこそこありました。

毎月たくさんの人に読んでもらえて、そこから派生する広告収入もそこそこの額はあったと思います。

 

そんな状況にかまけて、きっと「俺には文章を書く才能がある」「俺には洋服の本質が分かっている」なんて天狗になってしまったのだと思います。

「俺が書く記事には価値がある」なんて思って、いわたの偏愛コレクションというブログを別で立ち上げたあの頃。

 

それから2年ほど、好き勝手な記事を書いてきて、ぼくは自分が何の才能もなく、特別な人間でなど全くないことに気付きました。

 

「いわたの偏愛コレクション」では自分が買った服を、どんなところに魅力を感じ、惹かれて買ったのかを事細かに説明することに力を入れていました。

同時にそれが、個人的にはとても楽しいことでした。

 

記事を通じて「洋服にはこんな楽しみ方があるんだ」「こういう角度から楽しむこともできるんだ」と、読んでくれた人に思ってもらえたらいいな、とも思っていました。

 

しかし実際には、ぼくには文章でそこまで人を惹きつけるだけの才能はなく、カリスマ性がある訳でもなかったことを、1年半ほど運営を続けてうっすら感じるように。

 

「いわたの偏愛コレクション」を運営しながら、仕事について考えた

自分は天才ではなく、才能もなければカリスマ性もないことに気付いたこと。

ぼくにとってこれは、決して悪いことではなく、むしろ非常にいいことでした。

 

それは「仕事」とは何なのかを考え直す重要な機会になったんです。

「いわたの偏愛コレクション」では広告収入でお金を稼ぐことができなくて、「いわタワー」ではそれができていたこと。

 

違いは何なのかを考えてみると、人に価値を提供しているかどうかという点でした。

いわタワーでは、ファッションに関して自分が持っている知識や学んできたことをベースに記事を書いてきた。

 

それがアクセス数に繋がり、ブログ内で紹介している商品に価値を感じてくれる人がいたからこそ、ぼくに広告収入としてお金が入ってきました。

 

対して「いわたの偏愛コレクション」では、需要があるかどうかはそっちのけで、自分が書いていて楽しいと思える記事だけを書いていた。

それが人の役に立っていれば価値の提供、すなわち収入にもなっていたと思いますが、僅かな収入にしかなっていなかった様子を見れば結果は分かりきっています。

 

仕事について考える中で、人に価値を提供することには大きく分けて2種類が存在することも考えました。

ひとつは「人の悩みを解決したりして役に立つこと」

もうひとつは「エンターテイメントとして人を楽しませること」です。

 

今回、統合に至るまでの半年ほどは後者を特に意識して「いわたの偏愛コレクション」を運営してきました。

人が映画を見たり、CDを買ったりするのはエンターテイメントに価値を感じてお金を払ってもいいと思っているから。

ぼくもそれと同じような価値をブログで提供できれば、これが仕事になるんじゃないかと考えて。

 

そこを、あくまで自分が書いていて楽しいことをベースにしながら目指してはみましたが、やっぱり自分にはそこまでのカリスマ性がないことに気付きました。

 

「いわたの偏愛コレクション」のようなブログは、お金を稼ぐことを完全に度外視して趣味で続けるのなら、それは決して悪い選択ではないと思っています。

ただ、自分にとって本当に大切なこと、求めていることを問い直したとき、ぼくが本当に求めているのはそこではありませんでした。

 

今回「いわタワー」と「いわたの偏愛コレクション」を統合するに至ったのは、ブログを趣味ではなく仕事として運営していく覚悟を決めたからです。

 

スポンサーリンク

仕事としてブログ運営を続けていく覚悟を決めました

個人的な話をだらだらと長く書いてしまいましたが、なかなか大きな決断だったので今回はこうして記事にさせて頂きました。

元々、お金にあまり興味のなかったぼくは、ブログで最もお金を稼いでいた頃から今に至るまで、自分の月収をまともに計算したことは確定申告時以外、一度もありません。

 

2年ほどそんな状況下で好き勝手に自己満足的な記事を書き続けて、今までよく生活できていたなと少し思っています。

計算をしたことはなくても、通帳を見る度に減っていく貯金残高を見て「今の行動は他の人にとっての価値を作り出していない」と思い、正直少し焦りました。

 

自分の好きなことだけを純度100%でやり続けて仕事になる人は、世界中で本当にごく一部かもしれません。

ブログを統合したこれからは、人の役に立てる上で、自分も楽しめる方法を模索していきたいと思っています。

 

それが仕事だということを改めて認識することができただけでも、2年前と比べてきっと成長できているはずです。

これからの「いわタワー」を宜しくお願いします。

The following two tabs change content below.
いわはし

いわはし

もうすぐ30歳になるので、うかうかしていられません。

この記事を読んだ人におすすめ