※(10/15更新) クラウドファンディングにて再び受注を再開しました。10/15(月)〜28(日)までの2週間で行っています。
詳細はこちら
自分でデザインしたスウェットを製品化して実際に着たい!その一心でクラウドファンディングを始めました
ここ最近、ずっとスウェットを探していました。以前、柏の古着屋で店員さんにChampionのリバースウィーブを勧めて頂いてからずっと。
リバースウィーブは確かに、あの肉厚な生地感が本当にたまらない。経年変化でようやく柔らかくなったかのような、ザ・古着な雰囲気もたまらない。
ただひとつだけネックがあって。普段からがっつり古着だけを着ている訳じゃないぼくには、あのシルエットがこれからの季節、着こなすには難しそうで。
腕の太いアメリカ人向けに作られたアーム。ぼくら日本人が着ると、二の腕部分の生地がたっぷり余ります。
1枚で着る分には流行りのビッグシルエット的な着方ができるから楽しいけれど、もっと寒くなってアウターが必要な時期に入ると着こなすのは難しい。
普段から古着を着ている人なら、同じように海外サイズで作られた古着のアウターを着ているから何の問題もない。ただぼくは、アウターに関しては持っているほとんどがブランドアイテム。
リバースウィーブのスウェットを1枚で着るためだけに買うのは気乗りしない・・・そう思っていました。
自分で作ったオリジナルのスウェットを受注販売します
それでも、ぼくが持っている秋冬のインナーはそのほとんどがニットだから、パーカーかスウェットも何着か持っておきたい。
パーカーはフードが付いていたり、襟の高いアウターとの相性が良くないから、フードのないスウェットでも。
じゃあ、古着屋さんへ行って理想のスウェットを探そう。・・・以下、リバースウィーブのそれに惚れては現実的な着こなし方を考えて諦めるの繰り返し。
ブランドアイテムを眺めてみても、なかなか今のぼくがジャストで欲しいスウェットはない。
・・・それなら作っちゃえばいいんじゃないか?ということで、前回のawaJdnSパーカーに引き続き、自分でオリジナルのスウェットを作ってみました。
このブログを通じて10着以上の受注が入れば実際に生産をお願いし、ご予約頂いた皆さんに実物をお届けします。
詳しい購入方法は記事の最後に書いてあるので、最後まで読んで頂けると嬉しいです。
「細かいことはいいから、どこで予約をするのか知りたい」
少し長いこの記事ですが、ざっと読んで興味を持って頂けた方は是非「iwatashop」を覗いてみてください。
作ったスウェットへのこだわり、販売に際しての注意点など、全てこの記事に書いてあります。
それぞれの項目へ下の目次から飛べるようになっているので、「全部読むのは面倒臭い」という方は任意の項目へ飛んでお読みいただけます。
ぼく自身、欲しくて作った「agingスウェット」
名付けて、aging(エイジング) スウェット。色はオートミール、ヘザーグレー、ホワイトの3種類。S〜XXLの5サイズで展開します。
その名の通り、フロントに大きく”aging”とプリントを入れたから。名前の由来は、それだけです。
しかし、ぼくがこのスウェットを作るにあたって込めたこだわりはそれだけじゃない。今からたくさん語らせて頂きます。
思い立ったが吉日。なんせ「スウェットを作ろう」と今日の朝に思い立って、慣れないPhotoshopを使うこと数時間。気付けば夜になっていたんです。
結果としてかなりシンプルな見た目の1枚になりましたが、ここへ至るまでは様々なことを試行錯誤しました。
意味だってたくさん込めた。もちろん、生地選びにもこだわっています。
12オンスのタフなボディーを採用。経年変化を楽しめる1着に
このブログでは何度も記事に登場している言葉、経年変化。ぼくが洋服を好きな理由を語る上で、絶対に欠かせないワードです。
一般的な洋服なら、着れば着るほどに汚れやダメージが増えていき、みすぼらしい見た目になって捨てられる。時が経つごとに、劣化が進むから。
一方でデニムやレザーをはじめとして、世に出てから何十年も経っていながら、むしろ古着屋さんにおいて高額で販売されるようなアイテム、ヴィンテージ。
最大の魅力は、新品には絶対にないその貫禄と男らしい雰囲気。じゃあそれはどうやってその服に染み付いたかというと、時が経つにつれての”経年変化”の影響。
時が経つにつれてみすぼらしい見た目になっていく服もあれば、全く逆の表情を魅せてくれるのがそんな服たち。
ヴィンテージのスウェットも、経年変化を魅せてくれる素晴らしい洋服のひとつであります。
ただのスウェットじゃそうはならない。初めは少し硬いくらいの生地感。着るにつれて、洗うにつれて、徐々に自分の体へと馴染んでいく。
いつしか新品の頃に魅力として持っていた綺麗な見た目は失われ、引き換えにそれまでの月日を共にした相棒にしか成し得ない、唯一無二のくたびれ方をしていく。
ぼくも今まさにデニムやレザーを育て続けていますが、そこで魅せてくれる表情には、愛着も相まって他にはない魅力を感じます。
せっかく自分でスウェットを作るなら、長く着てそんな姿をぼくに見せてくれるようなものにしたい。
それなら、使う生地は当然のように屈強で頼もしい方がいい。
今回ベースに採用したのは、世界中で愛され続けているザ・スタンダードなアイテムを作り続けているUnited Athleのスウェット。
中でも12オンスと、一般的なカジュアルブランドのアイテムと比べてもヘヴィーなボディーを採用しています。
がっつり詰まった頼もしい厚手の生地に、起毛した裏地は冬でもインナーとしてしっかり機能してくれる。
これをガンガン着込んでいくことが、楽しくないはずがありません。
単語とデザインに込めたふたつの意味
デザインは、フロントに大きく入った”aging”の文字、ただそれだけ。
最初にも書いたように、シンプルな見た目ですが、ここに至るまでには色々と試行錯誤をしたり、意味を込めてみたり。
単語そのものの意味としてのagingは直訳すると「歳をとる」や「熟成した」という意味を持っています。
女性にとって、この言葉はネガテイブなものかもしれません。「お肌のアンチエイジング」なんて言いますよね。
しかしぼくや、古着が好きな人にとってこの単語は、それとは裏腹にプラスの意味ばかりを持っているもの。
ヴィンテージデニムやレザージャケットのように、時間をかけて新品にはない魅力を得たもの。その過程をエイジングと呼びます。
新品にはない魅力を、価値を高めていくその期間を指す言葉。短い単語ながら、果てしなく長い時を感じさせる。これほどワクワクする単語はそうありません。
デザインとしては徐々に大きく、そして若干のカーブを描きながら右肩上がり(見栄えの良さを考慮した結果、微妙な右肩上がりですが)になっていく”aging”の文字。
ここには、単語が本来持つ意味と併せて、この服の価値が時を重ねるほど大きくなっていくように、上がっていくようにと意味を込めています。
ぼくにまだ、ブランド並みに本格的な技術を持った工場に生産をお願いできるだけの力はありません。なのでフロッキープリントをお願いしたり、なんてことは不可能です。
しかしシルクスクリーンプリントでも古めかしい色味を再現できるように、文字の色も真っ黒ではなく微妙に擦れさせたりしながら調整してみました。
カラーバリエーションは3種類。サイズはS〜XXLの5展開
色味は上の画像で左からホワイト、ヘザーグレー、オートミールの3種類。
白い服って汚れるのが怖いですが、厚手スウェットのホワイトともなれば着倒していった先の経年変化が最も楽しみなもの。
REMI RELIEFが得意とするヴィンテージ加工の施された、クタクタの白いスウェットのような。ホワイトを相棒に選んだなら、そんなところに憧れる。
一般的なグレースウェットに比べて濃いめの色味をしたヘザーグレー。よりミリタリー感が強く、アースカラーのアウターやボトムスとの相性の良さに関しては、言うまでもなく。
個人的にはカーキ色をしたアウターやボトムスと合わせて、思いっきり無骨にコーディネートを組みたいものです。
ホワイトとヘザーグレーの中間色とも取れそうなオートミール。正直なところ、画面越しに色味を見る限り、いい意味でどんな色なのかの想像がぼくにも付かないんです。
とはいえぼくが今回、オリジナルでスウェットを作ろうと思ったときに、大きなきっかけとなったのはオートミールという色味。
白とグレーを混ぜて、気持ちベージュに近いような。クリーム色と言ってしまえば優しすぎるけど、もう少し無骨なような。
なんともアンニュイな雰囲気をした色味だと思っています。ぼくは既にオートミールのLサイズを買うと決めています。
今回はS〜XXLの5サイズ展開。United Athleのホームページにも注意書きがあったのですが、こちらのスウェットはややタイトな作りとシルエットになっているそう。
それゆえ、普段よりひとつ上のサイズを選ぶことをおすすめします。ぼくは普段、Mサイズを買うことが多いので、今回はLサイズを選びます。
受注期間は2週間。10着以上の予約が入った場合のみ生産
ぼくがこだわって作った、agingスウェット。何よりぼく自身が着たくてデザインを作ったのですが、オーダーメイドの洋服って1着だけで製造をお願いすると結構割高なんです。
ただ、今回お願いする予定の業者さんの場合、10着以上まとめて注文をすればインク代が不要になるそうで、販売価格も一気にお得になるそう。
せっかく一生懸命になって作った服だから、ぼくだけじゃなくて他にも着てくれる人がいたら、どれだけ嬉しいことか。
その上で割安にお願いすることができるなんて、一石二鳥。
ということで今回は、この「agingスウェット」を受注生産の形をとって販売することにしました。
皆さんからの受注期間は、この記事を公開した10月9日(火)から22日(月)の23時59分までの2週間。
その間に10着以上の予約を頂けた場合のみ、業者さんに生産をお願いし、完成したスウェットを皆さんにお届け。
もし10着に達しなかった場合、今回のスウェットは生産されず、皆さんにはお支払い頂いた代金をお返しします。
以下、注文方法やお金のやりとりに関しての注意点です。
スウェットの注文方法と、予約件数が10着未満だった場合の対応
スウェットの予約は、ぼくが別途設けているオンラインショップ「iwatashop」にて、この記事が公開された瞬間から22日(月)の23時59分までの間で承っています。
ショップに並んでいる各カラーのスウェットより、注文したい色をクリック。サイズをお選び頂き注文手続きをお進めください。
22日(月)の23時59分を過ぎると同時に、iwatashopでの受注を締め切ります。
その時点で全色・全サイズを合わせて予約件数が10着未満だった場合、こちらで注文のキャンセルと返金手続きを行わせて頂きます。
また、今回のスウェット代金のお支払い方法は”クレジットカードのみ”とさせて頂きます。
受注生産の形を取って販売をする以上、皆さんから注文を頂いてはじめて業者さんにその数だけの生産をお願いし、出来上がった製品をぼくが皆さんへ発送する形を取ることに。
これは前回(ぼくは前にも、パーカーを受注生産で販売したことがありました)の反省点で、代金のお支払い方法に銀行振込みやコンビニ払いを含めると、受注期間が終わっても全ての代金が支払われていないという状況が生まれてしまいました。
中にはご注文を頂いたものの、銀行振込みやコンビニ払いの代金支払い期日(システム上、注文から5日以内)を過ぎてキャンセル扱いになった注文が何点かあったのです。
たまたま受注期間の2週間内で起こった出来事だったから良かったものの、受注期間残り5日以降で起こってしまった場合、最終的な注文件数を確認し業者さんに発注する作業に遅れが出ることに。
受注生産という、ただでさえ皆さんに注文を頂いてからお届けまでに時間の掛かる販売方法である以上、それは絶対に避けたい。
このような理由から、今回の「agingスウェット」の注文、代金のお支払い方法に関しては”クレジットカードのみ”という形を取らせて頂くことにしました。
繰り返しますが、受注期間を過ぎた時点で全色・全サイズを合わせて予約件数が10着未満だった場合にはこちらでキャンセル手続きをさせて頂きます。
その場合はクレジットカードからも代金の引き落としはございませんのでご安心ください。
価格は4,800円(送料/消費税込み) 普通郵便にて11月上旬お届け予定
スウェットの販売価格は送料と消費税込みの4,800円。お届け方法は普通郵便、定形外を予定しています。
完成したスウェットのお届け時期としては、11月上旬を予定。10月22日末に受注を締め切り、翌日に業者さんへ発注。
完成品は発注からおおよそ10日前後で依頼主の元へ届くとのことなので、ぼくの手元にスウェットが届き次第、皆さんへの発送手続きを行います。
その他の注意点とまとめ、改めて「agingスウェット」へのこだわり
【agingスウェット販売に関する重要点まとめ】
・カラーバリエーションはホワイト、ヘザーグレー、オートミールの3種類。
・サイズはS~XXLの5展開。※ややタイトな作りのため、普段よりワンサイズ上を選ぶのがおすすめ
・受注期間は10/9(火)〜22日(月)の23時59分までの2週間。BASEのiwatashopにて予約を承っています
・受注期間を過ぎた時点で全色・全サイズの注文数が10着未満だった場合、こちらでキャンセルと皆さんへの返金手続きを行います
・販売価格は送料・消費税込みの4,800円。代金のお支払い方法はクレジットカード払いのみ
・皆さんのお手元へのお届けは11月上旬、発送方法は普通郵便(定形外)を予定
以上が今回のスウェット販売に関しての重要点と注意点です。
また、万が一ご注文頂いたサイズ、カラーのスウェットが欠品していた場合、こちらから注文時にご入力頂いたメールアドレス宛てにご連絡をさせて頂きます。
その場合、お手数ですがメールにご返信頂き「注文のキャンセル」もしくは「別のサイズ、カラーへの変更」の旨をお伝え頂けますよう、よろしくお願いします。
現時点で今回取り扱うサイズ、カラーの在庫はUnited Athleが豊富に持っているため、よほどのことがない限り起こらないことだとは思いますが、念のため・・・。
慣れないPhotoshopを使い、朝から晩まで「ああでもない、こうでもない」と言いながら最終的にこのデザインへ落ち着いた「agingスウェット」
途中で作った前身頃一面にドカッと大きく”aging”と入れたデザインも気に入っていたのですが、悩みに悩んだ末、胸元へのシンプルなプリントに変更しました。
インパクトのある大きなデザインもいいですが、これから長く着ることを考えれば、飽きのこないシンプルなデザインがベスト。
全ては長く着てもらうため、経年変化を楽しんでもらうため。
とはいえぼくも、せっかく自分で一生懸命になって作ったこの洋服を、ただただ着てみたい。
何を隠そう、ぼく自身の注文も含めて目指すは10着の受注を頂くこと。つまり残り9着以上でようやく実物に会えるという訳です。
agingスウェットを着たい。何より、ぼく自身がそう思っています。
一緒にこのスウェットを着れる日が来ることを楽しみに、皆さんのご予約を心からお待ちしています。
いわはし
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