こんにちは、いわたです。
ぼくは今でこそ洋服が大好きですが、正直そうでない人にとって「おしゃれをする」って苦痛じゃありませんか?
それでもこの記事を読んでいるあなたは、女性にモテるには服装にこだわっておしゃれになるのが一番だと思っていませんか?
その考えって実は間違っていて、女性にモテたいなら「普通」のファッションを目指せばいいだけの話なんですよ。
「おしゃれをする」ってめんどくさい
生きていく上で、外出する上で服を着ていないと法律的にアウトだから仕方なく服を着ているって人もいると思います。
というか、洋服を好きになるまでのぼくがまさにそれでした。
ぼくが自分で洋服を買うようになったのは周りの友達と比べても遅い方で、それは高校2年生の終わり頃でした。
きっかけは高校の修学旅行です。
ぼくの高校は毎年北海道へ行くのですが、それが制服ではなく私服参加と判明してから焦りを感じて服を買いに行きました。
正直それも「お前は北海道に着ていけるような服(アウター)を持ってないんだから」
とお母さんにお金を渡されてしぶしぶ買ってきたものです。
それまでは周りの友達がダウンジャケットやPコートを着ていようが
「あんなの着ても変わらない」
と冬でも春に着るようなライトアウターを羽織って若干震えながら過ごす少年でした。
当時のぼくにとって、洋服を選んで買うのって本当にめんどくさかったんです。
夏はまだしも、冬は重ね着をする分、服同士の相性を考えて組み合わせるのは本当に面倒に思っていました。
大人になってもそう思っている人はたくさんいると思います。
だってそんなのめんどくさいですよね。おしゃれをするってすごく面倒なことです。
おしゃれになるには長い年月と経験が必要
そんなぼくも今では洋服が大好きですが、ここへくるまでにはいくつかのステップを踏んできました。
振り返って初めて気付いたことですが、ぼくは「守破離」の形を守りながら今の状況へと辿り着いていたんです。
まずは洋服に興味を持つところからです。憧れのバンドマンとぼくは同じ人間なのにどうしてこんなに違いがあるのか?
顔はどうしようもないけれど他の要素で彼らに近づくためには?
そう考えた結果、その目的を達成するための手段として「服装を変えること」がひとつの手だったので着手し始めます。
とにかく憧れのバンドマンの私服(ステージ衣装を真似して街を歩くと浮くので)を真似して洋服を買いあさりました。
同じブランドの同じ服は高くて買えないので、古着屋さんへ足を運び似た柄や形の服を買い徹底的に服装を真似します。
これが「守」の部分ですね。教え(を受けてはいませんが)を徹底的に真似し続けて基本の形を自分のものとしました。
次により幅広いファッションの系統を知るためにたくさんの雑誌を読み始めました。
最初こそ音楽雑誌を見てバンドマンの服装を真似していたものの、それだけでは見える世界は狭いんです。
ファッション雑誌を買うようになったぼくは服装のジャンルを問わず様々な知識を身に付けるため毎月違った雑誌を手にします。
メンズノンノを買ったこともあれば、ぼくの顔や性格とは正反対のメンズエッグを読みふけっていたこともありました。
そのお陰でぼくは服装やファッションに対する考え方は狭い世界や系統にとらわれないかなり自由なものとなったんです。
この雑誌をたくさん読みまくった経験が「破」の部分になっているんですよね。
そんな「守」と「破」の段階を経て最終的に辿り着いたのが今のぼくの服装です。
ジャンルを気にせず、シルエット作りにとらわれず、自分が好きな服を好きなように着ています。
お陰でぼくは洋服が大好きです。好きすぎてコーディネートを組むことよりも1着ずつの洋服を観察するのが趣味になってしまいました。
今のぼくは守破離でいう「離」にいると感じていますが、ここにくるまでには面倒なステップと長い月日が必要になってしまうんですよね。
「守」で勉強したファッションのルールにとらわれていないのも、それらを経て独自のルールを完成させたからなんです。
自信満々のファッショニスタ気取り発言に聞こえますね。
ですがぼくはここまでやっても周りの人に「おしゃれだね」って言われることは滅多にないんですよ。
「おしゃれ」は他人に理解されない
ぼくが修学旅行へ行くときに焦りを感じて服を買った理由はたったひとつです。
それはずばり、同級生にダサいと思われたくなかったからなんですね。
あわよくば他人におしゃれと言われたかったんです。深層心理は「モテたい」の一言に尽きるでしょう。
その一心で洋服に関する勉強を始め、アルバイトを始め、自分で稼いだお金を使って雑誌や洋服をたくさん買いあさったんです。
気付けば雑誌やストリートスナップに掲載され、洋服をもっと好きになり古着屋さんで働き始め、10万円のコートを買ったこともありました。
そうなった頃にこれまで歩いてきた道を振り返ってみると、ぼくのファッションは完全に自己満足となっていました。
好きな服を好きなように着続けた結果、ぼくが初めて服を買ったときに感じていた「モテたい」欲求は置いてけぼりになっていました。
他人におしゃれと言われたい願望も消え去っていたんです。
今となってはぼくがファッションを楽しむのは完全に自分自身を満たすためになっているんですね。
誰もが「普通」の服装を目指せばいい
ここからが本題です。今のぼくみたく「守破離」の「離」つまり
普通じゃ満足できず「おしゃれ」を追求し続けた結果として待っているのは完全なる自己満足の世界なんですね。
女子ウケや他人の目は気にせず、完全に自分の中にある世界観を表現するためのツールとして洋服を使っています。
もしくは世界観に強く共感したデザイナーズブランドの背景が込められた服を着ることで幸せを感じるんです。
これがおしゃれを目指した人の最終到着地だとぼくは考えています。
その先へ行けばもう着る楽しみを抜け出して自ら洋服を作るようになるはずです。
でも、今からおしゃれになりたいと思っているあなたが目指しているのはそこですか?
きっと違いますよね。周りの人に「おしゃれだね」と言われて、あわよくばモテたいというのが本当の気持ちじゃありませんか?
そうしたら「おしゃれ」を目指す必要なんて全くないんですよ。
目指すべきはそこじゃなく、ひたすらに「普通」がベストなんです。
最短距離で普通になれるファッションバイブル
おしゃれを目指す訳じゃないなら長い年月や経験は必要ありません。
自分で服を買いつつ多少は試行錯誤することも必要ですが、誰だって「普通」になることはできます。
ファッション業界はなぜか無駄に難しい用語を並べたり、不愛想な店員さんが一見さんお断りな雰囲気を出している変な世界です。
そこに首を突っ込むのは勇気がいりますが、今は前よりも業界が盛り上がっていることもあり様々なお助けツールが用意されています。
その内のひとつがこちらの「もうミスらない 脱オタクファッションバイブル」です。
この本はつい最近読んだのですが、「普通」のファッションを目指すにはもってこいの1冊だと強く感じたので紹介します。
ファッションの基礎をイラストと文章で完全網羅
引用:もうミスらない 脱オタクファッションバイブル : 久世, 水月とーこ, なもり : 本 : Amazon
ファッション関係の用語はとにかく複雑です。
さらに基礎知識も非常に曖昧な部分が多数あるので、初心者の人がどこから手を付けるべきか分からなくなるのも理解できます。
この本ではそんなファッション業界の複雑な基礎やいろはをイラストと文章を使って完全網羅しています。
基本的にイラストを軸にしたストーリー仕立てになっているので
「洋服を買うのにどこから手を付ければいいのかわからない」
という状態になることはまずありません。漫画と同じ感覚で読み進めていけば自然とファッションのいろはを取得することができるんです。
ぼくもこれまで様々なファッション雑誌を読んできました。
が、複雑かつ曖昧なファッション業界の基礎をこれだけ言語化して説明している本は他に見たことがありません。
服装だけでなく身だしなみの気を付け方まで書いてある
約120ページある本書の中身はイラストと文章が半々くらいで、ファッションのいろはがぎっしり詰まっているんです。
そもそものストーリーが面白いので1時間もあれば読み終えることができます。
手軽に読める1冊ですがその内容はとにかく濃いですよ。
ぼくはファッションに関する内容だけだと思って読み進めていたのですが、それだけではありませんでした。
なんと身だしなみの気をつけ方までぎっしり書いてあるんです。
眉毛から始まってムダ毛処理の方法も、スキンケアや口臭ケアの方法まで詳細に乗っているんですよ。
さらに驚いたのは美容院の予約方法までびっくりするくらい細かく書かれていることでした。
予約にはホットペッパービューティーを使うのがおすすめという点から入って、施術の流れまでもイラスト付きで乗っています。
確かにぼくも通うのを床屋から美容院へ切り替えたときは緊張しました。
けれどそんな目線から寄り添って丁寧に書いてある本なんて今までありませんでしたよね。
事実をはっきり教えてくれる
この本はブランドから商品を提供してもらって紹介する雑誌とは違い、どんなブランドとも密に関わってはいません。
それが何を意味するかというと、雑誌には書けない事実もはっきりと書けるということなんですよね。
雑誌ではどうしてもブランド側への配慮が必要になるのでダサい服に対しても正直なことは書けません。
一方で特定のブランド服が登場しないこの本では「こんな服を着ているとオタクっぽい」など事実をはっきりと教えてくれるんです。
この本にはその視点があるので、ぼくは雑誌よりも断然こちらでファッションの勉強をすることをおすすめします。
ぼくは先ほど「これだけファッションを突き詰めてもおしゃれだねとは言われない」と悲しい本音を漏らしました。
その話にも関係してくるのが上記の図におけるような話の内容なんですね。
図は一般的な女性からした男性の服装の受け入れやすさを表しています。
女性にとって受け入れにくいのはオタクファッションとおしゃれファッションのふたつです。
そして最も女性に受け入れられやすい、すなわち女子ウケがよくモテる服装は「普通」そのものなんですね。
オタクファッションには清潔感が感じられず、おしゃれファッションにはナルシストっぽさや理解できない雰囲気が漂っているからだそうです。
確かにぼくも「ブランドの世界観が~」なんて話を女性にすると何ともいえない反応をされます。
最近女性にご飯を断られまくるのはそれが原因だったのか・・・。いやきっと他にも原因はあるんだろうけど。
まとめ:モテたいなら普通のファッションを目指そう
ということで、この記事の内容をまとめると言いたかったことはずばり
「モテたいなら普通のファッションを目指しましょう」ということです。
女性にチヤホヤされたいがために「おしゃれ」を目指したところで「その服装は理解しがたい」なんて言われたら悲しいですよね。
おしゃれになるには莫大な時間とお金がかかります。その上モテないなんてとっても効率が悪いんです。
おしゃれを目指すのは根本的に洋服が好きな人だけでいいんです。
服よりも女性が好きでモテたい男性の皆さん、脱オタクファッションバイブルを読んで普通のファッションを目指しましょう。
簡単におしゃれになりたい人は月額メンズファッションレンタルサービスleeap[リープ]を使って、スタイリストさんが組んだコーデを借りてみるのもいいですね。
いわはし
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