前々から同じくオールブラックのStan Smithを持っています。
ぼくのStan Smithは紐をゴム製のものに変えているため、着脱が桁違いにしやすくなっていて。
お気に入りのコーディネートに取り込むため、というよりは”ちょっとそこまで”出かけるために買った部分が大きかったんです。
雨の日に履けるスニーカーとしても愛用しています。
しかしゴム紐だと着脱しやすくて便利なのは確かなのですが、ずっと履いていると、やっぱり少し見た目が気になってきます。
最初こそ「これ、周りから見ればゴム紐だってわからないよな」と思っていましたが、劣化が目立つようになってくると”ゴム感”が増してくる。
もちろん、それが気にならない人にとっては本当に便利な靴紐であることは間違いありません。
こちらも過去に記事でご紹介しているので、興味のある方は是非読んでみてください。
ゴム感なんて言葉は今、初めて使いましたが、そういった理由もあって以前よりも着用頻度は下がってきたのでした。
最初から”雨の日に履けるように”と考えている時点で妥協した買い物だったのかもしれませんが、こいつはちょっと工夫すれば楽しく履けそうだ。
そう思ってのことでした。紐まで含めてオールブラックなStan Smithの靴紐を、真っ白なものに変えてみたのは。
靴紐を白に変えるRick Owens風アレンジが面白い
ちょっとした工夫を施して、飽きを感じはじめていたStan Smithに新たな魅力をプラスしよう。
そう思い立って、今回は真っ黒だった靴紐を白に変えてみました。(黒のゴム紐を通していた頃の見た目が格好悪かったので、写真は撮りませんでした・・・。)
よくRick OwensやDr.Martensがやっているイメージのある、オールブラックなボディーに純白な靴紐を合わせるスタイル。
これだけで結構、印象が変わるんですよね。
タンの紐通し部分に紐を通すか通さないかで迷って、最終的には通さないことを選びました。
この写真で見て左側が通している状態。右側が通していない状態です。僅かな差ですが、なんとなく通さない方がスタイリッシュでいいかな、と思ってのこと。
もう1年くらい履いているのかな?所々にダメージも見受けられますが、まだまだ現役。
去年、初めて海外旅行へ行ったときも足元はこのStan Smithだったので、こいつとは大きな思い出を共有しています。
モノを買う以外の方法でもファッションは楽しめる
最近はパーカーに刺繍を施してみたり、腕時計のベルトを変えてみたり、今回は靴紐を変えてみたり。
ワードローブに飽きたから新しく服を買うことも楽しいですが、それよりも既存の服にどう変化を与えるかにも、無意識に注目しているのかもしれません。
それでいうと、モノを買い足す以外の方法でもファッションは十分に楽しめるという、新たな発見があって。
細かく言えば今回も靴紐を買い足してはいますが、かかったお金はたったの250円。
たったそれだけで、ちょっと飽きを感じていた靴を再び気に入って履くようになるって、素敵なことじゃないですか?
新たに愛着を注いで、今までと少し違った愛し方をしてあげる。飽きって案外、ちょっとした工夫で解決されるんだな、と気付きました。
ファッションとは常識外れの発想と感性で嗜むもの
今回こういうことができたのは、「Rick Owensも同じようなデザインのスニーカーを出しているしな」と思えたことが理由のひとつ
加えて、常識にとらわれず、周りの目を気にせず、自分が好きなように「とりあえずやってみよう」と思えたこともあると思います。
ぼくが学生の頃、読んでいた雑誌にはこうありました。
「コーディネートを組むときは各所に散らばった色味を拾ってあげると上手くまとまるゾ!」
確かに綺麗にまとまったコーディネートを組むならばそれに従うに越したことはないし、間違ったことは書いていない。
でも、常識にとらわれやすいぼくからすると、そのことがずっと頭に残っていると、それ以外のことは不正解に思えてしまうんです。
スニーカーにしてもそう。人気のある大半のスニーカーは、靴紐にはボディーに使われている何かしらの色を採用しています。
CONVERSEのジャックパーセルにしてもそう。全体は黒のボディーで、ソールとつま先が白いからバランスを取って靴紐も白に。
AdidasのSUPER STARにしても白を基調にしたデザインだから、靴紐には白を。
そうやって考えるのが一般的かつ、誰もがシンプルに格好いいと思えるデザインだから。
でも、ふと考えてみればファッションなんて娯楽だし、実はそこに常識って必要なくて。
自分が思うように、思うがままにアレンジを加えていいからこそ自己表現の手段になり得るし、楽しいものだと思うんです。
だからボディーの全体が黒くても、白の要素がひとつもなくたって靴紐には白を使ってみたっていい。
むしろ自由な発想を持っている人が、いい意味で常識外れな人が新しい流行を、カッコいいスタイルを生み出していくのがファッション業界だから。
そこに正解はありません。何よりも自分の感性を大切にファッションを楽しんでいる人がいちばんカッコいいと、ぼくは思います。
いわはし
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