年末からぼくは、radioDTMというPodcast配信の音楽ラジオ番組にて、スタッフのお仕事をさせて頂いています。
なんてカッコよく言ってはみたものの、実際に仕事っぽい仕事はまだ何もしていませんが・・・。
きっかけはぼくが好きなバンド、トリプルファイヤーの吉田さんがご出演された回を聞いて、番組自体に興味を持ったから。
そこからホームページを見てみると・・・なんとスタッフを募集している。これは応募するしかない!と思い行動に移しました。
それから1ヶ月ほどが経ち、ゲストにミュージシャンの方をお招きしての収録現場にも何度か立ち会って。
スタッフとして加入したことをきっかけとして過去に放送された回を聞いてみたりして。
もう、心の底から確信しました。
今、テレビの歌番組にバンバン出ている、いわゆる”売れている”ミュージシャンと、まだ日の目を浴びていない人たちに、一体何の違いがあるのかを。
そこにある違いはたったひとつでした。事務所やレコード会社にいかに推されているか、マーケティングの上手さだけなんだな、と・・・。
radioDTMのゲストさん、例外なく音楽がカッコいい
そう、何を隠そう、radioDTMにご出演されるミュージシャンの皆さんが作っている音楽ってもう、例外なくカッコいいんですよ。
「え?どうしてこんなにカッコいい音楽を作っている人がテレビに出てないの?」
「彼は今すぐ星○源とポジションを取って変えても違和感がない」
素人のぼくがそう思うことに加え、長年radioDTMを放送されているお二人もそう仰るのだから、これはもう間違いのない事実。
現に過去、番組に出演されていてメジャーデビューされたミュージシャンの方だって多々いらっしゃいます。説得力が半端じゃない。
まだゲストをお招きしての収録には2回しかお邪魔したことがありませんが、その2回でお会いしたミュージシャンの方の曲を今でもヘビロテしています。
他にもおすすめして頂いたミュージシャンの音楽はどれもカッコいい。
こんなにカッコいい人たちがうじゃうじゃいるインディーズシーン、冗談抜きでヤバくないか?
少し前まで「ぼくは今はカッコいいミュージシャンがいないから歴史を遡るんです。BOOWYとか、LUNA SEAとか」
なんてキメ顔で言っていた自分が恥ずかしい。お前は何様だ。
今となってはYouTubeを開き、radioDTMのお二人がおすすめして下さった音楽を、まだ聞いたことのなかったミュージシャンの音楽に触れることに夢中です。
”売れている”ミュージシャンとの違いは”マーケティング”だけ
「こんなにカッコいいミュージシャンが、どうしてテレビに出たりオリコン上位に食い込んだりしないんだろう?」
そんな疑問を感じたことをきっかけに、いわゆる”売れている”ミュージシャンとそれ以外の違いを考えてみたのです。
すると違いはもはやひとつだけ。事務所やレコーディング会社にどれだけ推されているか、上手くマーケティングをしてもらっているかだけなのでしょう。
だって、曲も歌の上手さも、今テレビでよく見るあのミュージシャンよりも断然上。それなのにアリーナやドームでライブをやっていない意味がわかりません。
どれだけ巧みな宣伝、広告を行われてきたか。違いは間違いなくそこだけだと確信しました。
個人でも影響力を持てる今、可能性は広がっている
逆に言えばTwitterやYouTube、Instagramをはじめとしたツールを使って個人が影響力を持てるようになった今、多くの人に注目してもらうための可能性は広がっています。
YouTubeに動画を投稿していたGoose houseがテレビCMで曲を起用されていたり、YouTuberという職業もある時代。
SNSを巧みに使いこなすことは叶えたい夢がある人にとって、影響力という名強力な武器にもなります。
影響力のある事務所やレコード会社に初めから目をつけれらなくともチャンスのある時代。
これだけカッコいい音楽を作っている方々に、現代の武器をたくさん使ってほしいです。
(・・・なんだか偉そうな文体になってしまい、お前は誰なんだよって感じですが)
聞かず嫌いはもったいない。ただ知らないだけは損してる
この記事を読んでくださっている方へ向けては何が言いたいのかを最後にまとめると「聞かず嫌いはもったいない」ということなのでした。
つまり、いい音楽=売れている音楽、今よくテレビで目にする耳にする音楽ではないということを、ぼくは声を大にして言いたい。
売れるべくして売れたミュージシャンだってもちろんいますが、ぼくは今人気のミュージシャン全てがそうだとはあまり思えていないのでした。
事務所やレコード会社のプッシュがかかったから、今の事実があるだけで。
だからインディーズシーンに目を背けるのって本当にもったいないことなんだな、と番組のお手伝いをさせて頂くようになってから強く感じました。
絶対に注目されるべき、最高にカッコいい音楽をやっているのに埋もれていってしまうことは本当にもったいない。
ぼくは番組のいちスタッフとして、そんな死ぬほどカッコいい人たちを全力で推していけたらと感じるようになりました。
確かに人間、楽したいものです。だから売れているミュージシャン=いい音楽を作っていると信じ込んで、その中から自分のお気に入りを探す。
でも、そうやって探す視野の中にインディーズシーンも入れて欲しいと思っています。
聞かず嫌いは本当にもったいない。なんせこれだけカッコいいミュージシャンが、うじゃじゃいるんだから・・・。
これから間違いなく日本の音楽シーンを騒がせていくような、最高にカッコいいミュージシャンがたくさん出演しているradioDTM。
聞かず嫌いはもったいない。ぜひぜひ聞いてみてください。
現時点ではほぼ何も仕事をせず収録に立ち会っているだけのぼくが、偉そうな物言いで書いた記事でした。
でも、感じていることは本気です。
いわはし
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