ぼくは洋服が好きな人と話すとき、その人のファッションにおけるルーツを聞くのが大好きです。
「昔見た映画の主人公のファッションに衝撃を受けて」
「大好きなバンドのボーカルにとにかく憧れていて」
それは本当に人それぞれなので、聞いていて全く飽きません。
どんな人のファッションにもルーツがあって、その背景にある世界観を共有してもらえることが嬉しいんです。
「この人は心からファッションを楽しんでいるのが伝わってきて、とっても素敵だな」
話を聞くたび、そんなことを思います。
このブログは、ぼくが好き勝手書いている個人のブログ。
いつも不特定多数の方に読んで頂けて、本当に嬉しい限りです。
画面越しに読んで下さっているあなたの顔も、ぼくからは見えないけれど・・・
この記事では、勝手ながらぼくの大好きな洋服について語ってみようと思います。
今回は「ルーツ」というよりも、さらに絞ってひとつのモノにスポットライトを当てていきます。
ぼくの大好きな、iroquoisというブランドのジャガードデニムについて。
ちょっと、ぼくの大好きなジャガードデニムについて語らせてください。
iroquoisの代名詞ともいえる、ジャガードデニム
ぼくの大好きなブランド、iroquoisはほぼ毎シーズン、ジャガードデニムを展開しています。
そのシーズンのテーマに合った雰囲気を柄で表現して、ジーンズにジャガード織で落とし込む。
”ジャガードデニム”とは、デニム生地のジーンズにジャガード織という方法を用いて柄を織り込んだモノのこと。
高度な技術と高い品質を特徴とするiroquoisは、このジャガードデニムを定番アイテムとして展開しています。
初めて見た高校生3年生の頃、ぼくは一発でこれの虜になってしまいました。
普通のジーンズとはひと味違った個性。どこか男臭さの漂う野暮ったい雰囲気。
新品で買うと2万円台後半~3万円するジャガードデニムは、当時のぼくにとって高価すぎました。
・・・それ以前にブランドの人気商品だったので、入荷から少し経つと店頭在庫はすぐになくなってしまう。
平日は学校があり都内のお店にまで足を運べなかったぼくは、滅多に実物を見ることさえできませんでした。
オークションで手に入れた、人生初のジャガードデニム
そんなぼくが初めてジャガードデニムを手に入れたのは、それから2年が経った大学2年生の終わり頃。
高校3年生で興味を持ってから間が空いたな、と思った方もいるかもしれません。
振り返ってみれば、この2年は色々なファッションに挑戦していた時期でした。
大学に入学すると周りにはおしゃれな人がたくさんいて、それに習って頻繁に原宿へ行くように。
原宿の古着屋に通ってはアメカジからストリート、ルード、カジュアル・・・本当に色々なファッションを楽しんでいた頃。
今のぼくからは想像もつかないような、髪の毛を伸ばして全身真っ黒の服装をしていた時期もありました。
これをぼくは勝手に中二病ならぬ「大二病」と呼んでいますが、今となってはいい思い出です。
・・・話を戻します。
そう、初めてジャガードデニムを手に入れたのは大学2年生も終わる頃でした。
この記事を書いている今で大学4年生の終わり頃なので、ぴったりちょうど2年前。
そのときに、ネットオークションを使って手に入れたジャガードデニムがこの1本。
”スノージャガード”と名付けられた柄がジャガード織で刻み込まれています。
ブランドタグが今とは違っているので、古めのコレクションで展開されていたであろうジャガードデニム。
これをぼくはネットオークションで4,000円くらいだったかな?そこそこ安く手に入れることができました。
iroquoisのジャガードデニムは中古だとなかなか見つからず・・・見つかっても状態のよくないモノが多かった。
そんな中、初めて状態が良くてサイズも合う1本を見つけたので、もう正直言って柄は二の次です。
とにかく、ずっと憧れていたジャガードデニムを穿いてみたくてたまりませんでした。
穿いてポケットにダメージがあると気付き、隣町のジーンズリペア職人さんにすぐさまリペアをお願いしたのもいい思い出。
それも合わせて掛かったお金は6,000円前後になりましたが、本来中古で買うとこれが相場だからいいや、なんて思ったり。
それから2年が経って最近はあまり穿いていませんでしたが、写真を撮ったら久々に足を通したくなりました。
暖かくなる前に、この柄を楽しんでおきたいな。”スノージャガード”なだけあって、雪の結晶がデザインされているんです。
コレクター魂に火がついて、ジャガードデニムをひたすら集めた
リペアから帰ってきたジャガードデニムをとにかく気に入って、2日に1度は足を通していたぼく。
ジャガードデニムが好きでたまらなかったので、いつしかこれを毎日穿きたいと思うようになりました。
ここからコレクター魂に火がついて、オークションやブランド古着屋さんを駆使する日々。
ジャガードデニムを見つけては買い、見つけては買いをひたすら繰り返してきました。
男子特有のコレクター魂です。
この気持ちを説明しても女の人はわかってくれませんけど、男性の皆さんならきっとわかりますよね?
男って、なぜか同じようなモノを集めて制覇したがるクセがあるんですよ。
結婚して奥さんと暮らすようになると、これって厄介なクセだと思われちゃうようで。
ぼくがブランド古着屋でアルバイトをしていた頃、ヒステリックグラマーのスタッズデニムを売りにきたお客さんがいました。
お客さんいわく、奥さんに「同じようなモノを何本も持っているんだから、売って部屋を片付けなさい」と叱られてしまったんだとか。
渋々売りにきたそうですが、査定金額が出るまでに店内を見ていると、また違ったスタッズデニムを見つけたようで。
結局帰り際には、持ってきたスタッズデニムは手放したものの、また違ったデザインのそれを買って帰られました。
でも、これを奥さんは許してあげてほしいな・・・。
他の人から見れば同じようなモノに見えても、当の本人にとってはまた違うんですよ。
ぼくにはそんなお客さんの気持ちがとってもよくわかります。
なんせぼくも、ジャガードデニムを毎日穿けるようにと買い集めた身ですから。
これとか・・・
これとか・・・
これとか・・・
そして、これ。
最後の1本以外はどれも、オークションを使って中古で買い集めたものです。
1本だけ毛色が違う黒いジャガードデニムは、これだけ新品で買ったもの。
同じように見えて、どれも違った表情を見せてくれる
・・・え?全部同じに見えましたか?
じゃあ、もう1回アップでそれぞれの柄を見てみましょう。
最初に登場した”スノージャガード”柄がこれ。雪の結晶が可愛いです。
これは分かりやすいですよね?柄のデザインが大きめです。
「さっきと何が違うんだ」って感じですか?
この柄、めちゃめちゃ細かい。かなり好きなデザインです。
そもそも色が違いますからね。
どうですか?
・・・やっぱり、どれも同じように見えましたか?
でも、いいんです。
結局自分でも言っちゃいますが、こんな小さなデザインの違いを楽しむのも自己満足でしかありません。
それでもぼくにとってこれらは同じように見えて全て違うし、気分によって柄を変えながら穿いてます。
ぼくも結婚したら、あのお客さんと同じように奥さんから怒られそうだな・・・。
大好きな服は、身にまとったその日の気分を上げてくれる
(バックポケットには共通して黄色いステッチが入ってます)
ぼくの大好きな洋服は、ジャガードデニム。
最近はもう買い集めていませんが、一時期は見つけたら無条件に買ってしまうほどの勢いがありました。
まだ5本だから、あと2本買って毎日違う柄のジャガードデニムを穿く生活を送ろう。
そんなことをちょっと考えましたが、家でブログを書いてばかりのぼくは週に7回も私服を着る機会がないんだった。
今は前ほどじゃなくなりましたが、買い集めていた頃は本当に毎日ジャガードデニムを穿いていました。
それくらい、ぼくのファッションを語る上では欠かせない大好きな洋服です。
こういう、自分が本当に好きな洋服って、身にまとっているだけでその日の気分を上げてくれますよね。
皆さんが大好きでたまらない洋服はどんなものですか?
その話を、ぼくにも聞かせてほしいです。
いわはし
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