
1月に、いつもお世話になっている方の結婚式に参加をさせて頂きました。
結婚式に参加するならスーツが必要だ。
そう思ったので、実家へとスーツを取りに帰って、それを着て式に参加しました。
いざ行ってみると、ご本人も参加されている方々もアパレル関係の方が多くて、皆さんとてもお洒落だったんです。
ぼくはごく普通の、就活のタイミングに合わせて買ったスーツを着て行きました。
「授業参観のお父さんみたい」と言ってもらって、後で自分が写っている写真を見ると「本当だ」と思いました。
周りにいる、遊び心のある服装をした方々が、ただただ素敵だった。
それを見て、ぼくも1着くらいは普段から着れるセットアップを持っていてもいいんじゃないか、と思いました。
とはいえ結婚式に参加する機会なんてそうないし、わりとゆるい格好が好きなぼくはセットアップを着る機会なんてあまりないだろう、と思ったので、探したりする訳でもなく。
このブログにはまだ書いていませんが、ぼくは年が明けて最初の買い物は古着で買った、あるブランドのコートだったんですね。
写真でだけ見ていたそれを実物で見ると、想像していたよりもずっと素敵なオリジナルの生地が使われていました。
さらにさらに、そのブランドが同シーズンに販売していた同生地のスラックスも、コートとは特に関係なく探していたんですね。
そのスラックスを探していると、それはセットアップでジャケットも用意されていることを知って。
気付いたらぼくは、そのシーズンに販売された同生地のコートとジャケット、スラックスの全てを手元に揃えていました。
バラバラで買い集めるうちに揃ったセットアップ。
コートも一緒に着るコーディネートはまだ組んだことがありませんが、今回はひとまず素敵な生地で作られたセットアップをご紹介します。
オリジナルのコーデュロイ生地から成るiroquoisのセットアップ
ぼくが好きなブランドのひとつ、iroquoisの”ウールコーデュロイ”シリーズから、ジャケットとスラックスのセットアップ。
これが、恐らくぼくにとって初めての、わりとカッチリした雰囲気を持っているセットアップになりました。

ジャケットは最小サイズを選んでいるのですが、全体としてかなり大きめの作りになっています。
長めの着丈と、大きく取られたラペル。

ボタンの付いている位置もなかなか低く、どっしりと構えたシルエット。
迫力と存在感のある作り。

サイドベンツが入ったクラシカルな作り。
どっしりと構えた存在感のある形、太めのコーデュロイ生地との相性は抜群です。

ぼくが先に探していたのはスラックスの方でした。
元々は年末くらいにかけて、どっしりとした、やや股上深めのコーデュロイ生地を使ったパンツが欲しいと思っていたんです。
新品やら古着やらを問わず色々と見ていたのですが、やっぱり好きなブランドなだけあって、iroquoisが過去に発表していたそれは、とても好みでした。

太畝コーデュロイの存在感ある生地を贅沢に使って作られた太めのスラックス。
iroquoisらしく、ほんの少しだけ股上は深く、土管のようにズドンと落ちる潔く男らしいシルエット。
これは単体で履いても絶対に格好いいな、と思っていたのですが、せっかくジャケットも同じタイミングで見つけたので、バラバラで買って再会をさせてあげました。
考え抜かれたシルエットの相性でコーディネートを固めるセットアップ

・ジャケット: iroquois
・シャツ: 古着
・スラックス: iroquois
・シューズ: Dr.Martens × COMME des GARCONS HOMME DEUX
全身ほぼ真っ黒なので上手に写真が撮れず、少し見づらいので、ひとまずはセットアップのシルエットに注目してみてください。
存在感があって着丈も長くラペルも大きい。
単体で見るとかなりドレス感があるので、ジャケットだけを使ってコーディネートを組むのは難しそうだと思ってしまいます。
ジャケットだけを使ったコーディネートを組める日が来るのか分かりませんが、だからこそセットアップで着る機会が多い、それだけの理由があるアイテム。
さすがに同生地のスラックスと合わせてコーディネートを組むと、めちゃくちゃ男らしく、ドッシリと構えたシルエットを形成してくれます。

先ほども書きましたがジャケットは最小サイズを、スラックスは3サイズ展開のうち、真ん中のものを選んでいます。
ぼくは身長178cmで体重は64kgの、平均よりも少しだけ体重が軽いくらいの体型。
それでもスラックスのウエストは真ん中のサイズで85~88cmくらいはあるんじゃないかな?というくらい大きいです。
なのでベルトで思いっきり引き締めて、気持ち9部丈になるように。
結果としておヘソの3~4cmくらい上までギュインと絞って穿いています。
絞ると生地がギュインと寄るのですが、それがフロントに入ったタックによるゆったりとした雰囲気をさらに強調するかのよう。
もしかして、あえて大きめに作り絞って穿かせることによって、シルエットの美しさを際立たせようとしていたりするのでしょうか。
そうだとしたら、ファッションデザイナーってすごい、すごいな・・・。
実は寝坊したときにこそ便利さを発揮するのがセットアップ

結婚式のように華やかな場所にも着ていけるようにと買ったセットアップですが、当然ながら頻繁に行く機会のあるものではないので、普段からも着ています。
基本的にはゆるい雰囲気のコーディネートが好きなぼくの、ごくたまにある、少しビシッとした格好をしたいときに着るものとして。
そんな気持ちで買いましたが、セットアップは思いもしなかったタイミングで普段から活躍してくれています。
それが、寝坊で遅刻しそうになったとき。
洋服が好きだと、家を出る前に「今日はどの服を着ようかな」なんて考えて、頭の中でだったり、実際に着てコーディネートを組んでみたりしますよね。
しかし寝坊してしまったり、起きていてもギリギリまで「まだ大丈夫」なんて思いながらぼーっとしていると、そんな時間もないものです。
買い揃えたセットアップは、そんなときに大活躍してくれています。
もはやコーディネートやら相性を考える隙間もないくらい、ただそれらを着れば絶対的に格好いいバランスで既に完成されているシロモノ。
中には適当にその日の気分で視界に入ったシャツやらTシャツを着ておけばいいだけなので、一瞬でその日のコーディネートが決まります。
ぼくは以前、記事にしているUNIQLO Uの長袖Tシャツをインナーに着ることが多いです。
カッチリした見た目で「おっ、今日はキメてるねえ〜」ってなりますが、これがバレると寝坊で遅刻しかけていたことのアイコンとしても認識されてしまいます。
とにもかくにも便利なセットアップ。ひとつ持っておくと、簡単に格好良い格好ができて、気分を上げることができるので、とってもいいです。

いわはし

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