日頃のコーディネートに大人っぽさを取り入れたいとき、便利なのが襟付きのシャツ。
首元の開いたTシャツと違って、着るだけで背筋が伸びる感覚がありますよね。
そんなシャツを普段からのカジュアルなコーディネートに落とし込むとなれば、欲しいのは”ちょうどいいバランス感”を持った1着。
カジュアルで子供っぽい雰囲気にはなりすぎず、かといってスーツと合わせるようなカッチリした雰囲気にもなりすぎないものです。
オックスフォードシャツはカジュアルな着こなしに持ってこい
一言にシャツと言っても色々な種類があります。
その中でも季節を問わず着ることができる上、普段着としてのバランスや利便性にも優れているのがオックスフォードシャツと呼ばれる種類のもの。
この記事では、良質なオックスフォードシャツと、それを取り入れた具体的でお洒落なコーディネート例を紹介します。
おすすめはDcollectionのオックスフォードシャツ
これから何着かおすすめのオックスフォードシャツをご紹介しますが、ぼくのおすすめはDcollectionのオックスフォードシャツ。
1枚で着るにはもちろん、ニットやカーディガンと重ね着をするにも非常に使いやすい、薄すぎず厚すぎない生地感が素晴らしい。
もちろんぼくも持っていて愛用しているのですが、これだけ綺麗なシルエットのシャツが4,990円とお財布に優しい価格で買えることには本当に驚きでした。
タイトすぎず余りすぎない、程よいサイズ感も素晴らしい。
まだオックスフォードシャツを持っていない方は、Dcollectionのオックスフォードシャツをぜひ手に入れてみてください。
どんなコーディネートを組むにしても基盤になってくれる便利なアイテムなので、ファッションが楽しくなること間違いなしです。
オックスフォードシャツとブロードやネルシャツの違いって?
ここまで「オックスフォードシャツ 」という単語を連呼してきましたが、そもそも具体的にはどんなシャツなのか?
他にもメンズファッションにおいて人気を誇る「ブロードシャツ」や「ネルシャツ」の特徴を説明した上で、それらとの違いも書いていきます。
シャツ界の王道でシワになりにくい「オックスフォードシャツ」
専門的な話をすると、縦糸と横糸を数本ずつ引き揃えて1本の糸のようにして織られた生地を「オックスフォード」と呼びます。
その生地を使って作られるのがオックスフォードシャツ。
しわになりにくく、通気性も良いので汗をかいても蒸れにくいという特徴を持っています。
見た目の特徴としては少しざっくりと織られた、カジュアルなシャツだけれど上品さも保っている、非常にバランスの良いシャツになっています。
手触りはややゴワっとしたもの。
ガンガン着てもすぐにヘタれるような生地ではなく、耐久性は高めでタフな作り。
まさしく普段着には持ってこいの特徴を持っています。
上品なツヤ感を持った生地が特徴的な「ブロードシャツ」
オックスフォードシャツと並んでメンズファッションにおけるシャツでも定番のアイテムとなっているブロードシャツ。
こちらは横糸に対して縦糸は2倍ほどの本数を使っているため、密度の差によって細い横畝 (よこうね)が現れています。
ツヤと光沢を持った上品な雰囲気と柔らかい手触りが特徴的。
オックスフォードよりもやや薄手で、色によってはシャツの下に着た肌着やインナーが透けてしまうこともあったりします。
ブロード生地の白シャツは見た目がとても上品かつ綺麗なので好きなのですが、個人的にはブロード生地は白だとなかなか頼りないと思ってしまいます。
汗をかくとすぐに肌が透けて見えてしまったり、体にペッタリと張り付いて多少の不快感を感じることがあったり。
それらを避けるためにも、白いブロードシャツの下にはベージュのインナーを着るのがおすすめです。
UNIQLOで揃えるなら夏はエアリズムを、冬ならヒートテックを。
ベージュなら白シャツの下に着ても透けて見えることがないので、とてもおすすめです。
秋冬の普段着にぴったりの暖かい「フランネルシャツ」
オックスフォードやブロードは1年中着れるシャツですが、対して秋頃から冬にかけて大活躍してくれるのがフランネルシャツ。
通称「ネルシャツ」と呼ばれるものですが、元々は毛織物のフランネルをコットンで表現したものです。
コットンを毛羽立たせることによって保温性は高まっているので、オックスフォードやブロードよりも暖かく着ることができます。
それでいて素材はコットンなので、汗を吸いやすく肌に優しく馴染んでくれるのも嬉しいところ。
春夏に着るとなると少し暑いので着れる季節は限られてしまいますが、秋冬には何枚持っていても便利なシャツ。
ベタなチェック柄だとややパジャマっぽい見た目にはなってしまいますが、色や柄を選べば可愛く着ることができます。
おすすめのメンズオックスフォードシャツをご紹介
メンズファッションにおいても、シャツの中でもオールマイティな魅力を持っているオックスフォードシャツ。
今回はそんなオックスフォードシャツの中から、おすすめの逸品を予算別にいくつかご紹介します。
無印良品 / 洗いざらしオックスボタンダウンシャツ (2,990円)
低価格でコスパの良いオックスフォードシャツを手に入れるなら、無印良品が定番展開している1着がおすすめです。
「洗いざらしオックスボタンダウンシャツ」は生地感や作りなどの全てにおいて、ザ・スタンダードなオックスフォードシャツ。
白を選んでもカジュアルに着ることができますし、ネイビーに関しては発色がとても綺麗です。
それでいて価格も税込みで2,990円とかなりお財布に優しいので、1着持っておいて間違いのないアイテム。
Dcollection / オックスフォードボタンダウンシャツ (4,990円)
1万円以下で高品質かつシルエットも綺麗なオックスフォードシャツを買うなら、ぼくが断然おすすめしたいのはDcollectionの1着。
ぼく自身も実際に持っていて愛用しているのですが、まずシルエットが美しいんです。
作りもタイトすぎないので、オックスフォードシャツにありがちな窮屈さを感じることも一切なく。
普段着として着たくなる要素がたくさん詰まっている素晴らしい1着です。
薄過ぎず厚過ぎない生地感も、上からニットやカーディガンを重ね着するのにちょうどいい。
まだオックスフォードシャツを持っていない方に、ぼくが心の底からおすすめします。
URBAN RESEARCH ROSSO / ハイパフォーマンス オックスボタンダウンシャツ (6,490円)
ネット限定で展開されている、人気セレクトショップ「URBAN RESEARCH」の派生ラインによるオックスフォードシャツ。
お値段は6,490円とセレクトショップのオリジナル商品にしてはお財布に優しい上、ストレッチも効いているので着ていても窮屈さを感じることもなく。
更に乾きやすくてシワになりにくいという、シャツに欲しかった機能が全て備わった素晴らしすぎる1着です。
色も6種類展開されているので、好きな色のオックスフォードシャツを選んで普段着のお供にしてみてください。
最近、セレクトショップがネット限定で展開している洋服をよく見かけますが、それらの多くが素晴らしい品質のアイテムであるように思います。
ネットで売れるかを実験的に試しているのだと思いますが、素晴らしいアイテムばかりなので実店舗でもぜひ展開して欲しいですね。
MACKINTOSH PHILOSOPHY テクノオックスフォードシャツ (14,300円)
1823年に創立された200年近く続くブランド「MACKINTOSH」のセカンドライン、MACKINTOSH PHILOSOHPY (マッキントッシュ フィロソフィー)
見れば一発で美しいと分かる秀逸なシルエットは、長い歴史の中でブランドが試行錯誤を繰り返してきたからこそ生まれたもの。
これまではコットン100%のシャツを紹介してきましたが、こちらは生地にコットンが45%と、ナイロンが55%使われています。
使われているナイロンはコーデュラナイロンと呼ばれる、リュックにもよく使われている耐久性に長けたもの。
コットンが持つ柔らかさに加えて、ナイロンも使うことで耐久性が高く、吸水性にも優れ乾きやすいというハイスペックな仕様になっています。
汗を吸ってくれることはもちろん、洗っても乾きやすい非常に便利な1着です。
THE NORTH FACE / サイエンスオブムーブメント オックスフォードシャツ (14,300円)
最後は少しだけ変わり種として、アウトドアブランドの代表格であるTHE NORTH FACE (ザ ノースフェイス)からおすすめのシャツをご紹介。
実はオックスフォードシャツも何種類か販売しているノースフェイス。
「サイエンスオブムーブメント」と名付けられたシャツは素材にポリエステルを85%、コットンを15%使っている異色の配合率。
しかし、これによって生地に伸縮性が出るので腕を動かしても窮屈さを感じることがなく、乾きやすいという魅力を持っています。
ポリエステルを多めに使っていても、見た目はコットン生地のオックスフォードシャツのまま。
コーディネートにもさらっと取り入れることができちゃいます。
人体工学に基づいてシルエットが作られているので、体へのフィット感もばっちり。
動きやすさと機能性を第一に考えた、アウトドアブランドらしいオックスフォードシャツです。
【メンズ】オックスフォードシャツを使った着こなしコーデ例
最後に、今回ご紹介したようなオックスフォードシャツを取り入れた具体的なコーディネート例をご紹介。
今回もWEARから、お洒落な方々のスタイリングを引用させて頂きました。
オックスフォードシャツ×カーディガンの上品コーデ
引用:中嶋時男(ZOZOTOWN)|EDIFICEのカーディガンを使ったコーディネート – WEAR
白のオックスフォードシャツをカーディガンと合わせた大人っぽく上品な雰囲気の漂うコーディネート。
他に使っているアイテムもスラックス、ローファーなど綺麗めなもので揃えているので気品があります。
白のオックスフォードシャツは1枚持っていると、このようにカッチリした綺麗めのコーディネートはもちろん。
デニムパンツなどと合わせたカジュアルなコーディネートにも対応してくれるので、とてもおすすすめ。
オックスフォードシャツ×ニットで首元に華を添えたコーディネート
引用: しゅん|SPINNSのチェスターコートを使ったコーディネート – WEAR
こちらも同じく白のオックスフォードシャツを使っていますが、上からプルオーバーニットを羽織ったコーディネート。
プルオーバーニットを1枚で着ると、どうしても首元が寂しい印象になりがちです。
そこで中にシャツを着て、首元から襟を出してあげると、それだけでも華のあるコーディネートに仕上がってくれます。
他のシンプルに黒色で統一したことによって、ニットのオレンジ色がとても映えるお洒落なコーディネート。
渋く大人っぽいGジャン×オックスフォードシャツのコーディネート
引用: Paul|A.P.C.のデニムジャケットを使ったコーディネート – WEAR
最初にご紹介した白のオックスフォードシャツ×カーディガンのコーディネートとは、また違った雰囲気ながらもカッチリした雰囲気のコーディネート。
Gジャンにチノパンのカジュアルな組み合わせでありながら、インナーにオックスフォードシャツを着たり、ハンチング帽を被ることで渋い大人っぽさが滲み出ています。
オックスフォードシャツに巻くのも、ビジネス用ではなくカジュアルにニットで作られたネクタイ。
これによってGジャンとチノパンを合わせた無骨なコーディネートに柔らかさがプラスされて、渋いながらも遊び心のあるお洒落なコーディネートに。
グレーのオックスフォードシャツを使って無骨に仕上げたコーディネート
引用: ふじもん|Engineered Garmentsのキャスケットを使ったコーディネート – WEAR
最後はグレーのオックスフォードシャツを取り入れたコーディネートをご紹介。
白のオックスフォードシャツを使ったコーディネートばかりを紹介してきましたが、便利な色味はよく見る薄い水色やグレーを含めた3種類。
これらの3色は基本的にどんなコーディネートに取り入れても万能で、合わせる服を考えるときの基盤になってくれます。
こちらのコーディネートも白や水色のオックスフォードシャツなら爽やかになりすぎてしまうところに、グレーを使うことで無骨な雰囲気に仕上がっています。
真冬になるとアウターだけの防寒性では少し頼りない部分もあり、シャツの上にはインナーダウンが取り入れられています。
ぼくも、特に真冬に防寒性や保温性の低いアウターを着る際にはインナーダウンを仕込むことをおすすめしています。
こちらに関してはチェスターコートを例に別で記事を書いているので、ぜひ読んでみてください。
オックスフォードシャツは1着持っておきたい便利な万能アイテム
とりあえず着てしまえば1枚ではもちろん、コーディネートに取り入れてもスタイリングの基盤となってくれる。
とにかく便利な縁の下の力持ち的存在がオックスフォードシャツです。
コーディネートを構築するにおいて、1枚は持っておきたいアイテム。
色はどんな服とも合わせやすい白か水色、グレーがおすすめ。
Dcollectionのオックスフォードシャツは色展開も白、水色、グレーの3色と全てコーディネートに取り入れやすいバリエーション。
この中からお好きな色の1着を持っておけばまず間違いないので、とにかくおすすめです。
洗濯後のオックスフォードシャツは、シワになりにくい生地や加工が施されていない限り、なかなかシワだらけになってしまうもの。
乾いた後にシワを伸ばすとき、とても簡単に使えるスチームアイロンのおすすめはPanasonicの衣類スチーマー。
白シャツの場合は着ている期間が長くなってくると、洗濯しても落ちない首元の黄ばみが気になってきますよね。
襟の黄ばみはアタックプロEXという棒状の石けんブラシがセットになったツールを使えば、劇的に落ちてくれます。
いわはし
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