秋冬になると多くの服屋さんでたくさん並べられるフリース生地を使った洋服やジャケット。
今までずっとレディースでは人気のあるアイテムでしたが、2019年にはメンズでもいよいよトレンドのアイテムとなりました。
そんなフリースジャケットはどうして人気なのか?
よく「フリースは暖かい」と言われていますが、それは本当なのか?
また、暖かい理由はなぜなのか?
そういった疑問にお答えできる記事を書いてみました。
フリースジャケットが持つ最大の魅力は「軽くて暖かい」こと
冬になると色々な服屋さんや古着屋さんでフリースを見かけるようになる理由はとてもシンプルで「単純に人気だから」です。
じゃあどうして多くの人に支持されるほどの人気を持っているのかというと、フリースは「軽くて暖かい」という特徴を持っているから。
気温が下がって寒い冬にはどうしても着る服の枚数が増えて重ね着をすることになりますが、あまりにも枚数が増えると重いし着膨れしてしまうもの。
対してフリース生地は1枚でも抜群の保温性を持っている上、何より軽いので何枚も重ね着をする必要はありません。
コーディネートのどこかにフリースを取り入れてしまえば、重ね着する洋服の数を減らすことができる上、冬でも身軽に過ごすことが可能です。
フリースが暖かい理由は「空気をたくさん含む生地」だから
そんなフリースが冬でも立派な防寒着として機能してくれるのは単純に暖かいから、ということは書きました。
じゃあどうしてフリースが暖かいのかと言うと、その理由は「空気をたくさん含む生地だから」です。
冬になればニットを着ることも増えると思いますが、ニットが暖かいのも同じ理由。
ざっくりと織られたニットは空気をたくさん含んで保有できる特性があり、それらを逃しにくい洋服です。
フリースはニットと違って織物ですが、より暖かい空気を含んで逃さない機能に長けているため、高い保温性を持っているんです。
加えて生地自体が編み物であるニットよりも圧倒的に軽く、乾きやすいため洗濯などもしやすく、扱いやすい洋服として多くの人に愛されています。
軽くて暖かく、汗をかいてもすぐに乾いてくれる。
こういった特徴を持つことから、街着としてだけではなく、山登りをする人や軍隊でも古くから愛用され続けています。
THE NORTH FACEやPatagoniaといった多くのアウトドアブランドがフリースの洋服を充実させているのはそのためです。
フリースのデメリットは「風を通しやすい」ところ
軽くて暖かいフリースジャケットですが、デメリットもひとつだけ持っています。
それは「防風性に欠ける」という点です。
軽くて暖かく、空気をたくさん含んで逃しにくいのはいいこと。
しかし、防風性には欠けるためコーディネートの工夫をしないと冷たい風をダイレクトに体で受けることになってしまいます。
実は人が「寒い」と感じる一番の要因は冷たい風が体に当たること。
天気予報を見て気温が低い日でも「今日は思っていたより寒くないな」と思うことはありませんか?
それって実は気温が低くても、風が弱かったり冷たい風が吹いていない日だからだったりするんです。
対して同じ気温でも風が強く吹き付けている日には特に「寒い」と感じるもの。
フリースの特徴は、1枚でも抜群の保温性を持っているということ。
実際にコーディネートを組むときは風を通さない特性を持つアウターと組み合わせると真冬でも暖かく過ごすことができるようになります。
とはいえ一言に「フリース」とは言っても様々な種類のものが存在しています。
防風性のある裏地とボリュームを持たせることで真冬のアウターとしても着ることができるフリースジャケット。
Patagoniaの「レトロX」と呼ばれる大人気の厚手フリースジャケットが代表的です。
やや薄手でインナーとしてコーディネートに組み込むことができるフリース生地のジップジャケットやブルゾン。
それぞれ「フリースをどのように着たいか」を考えながら、目的に合ったものを選んでみてください。
いわはし
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