ファッションに興味を持って、とりあえず雑誌を読んでみると、どの雑誌にも硬い確率で書いてある内容がありますよね。
「ボトムスには黒スキニーを合わせておけば間違いない」
「コーデの要となるおすすめの黒スキニーはこいつらだ!」
「黒スキニー」とは、黒いスキニーパンツの通称です。
そしてスキニーパンツとは、「スキニー」という言葉が英語で「皮膚」という意味であるように、まるで足にピタッと密着するような細身シルエットをしたパンツのこと。
色々な雑誌で「黒スキニーがあればコーディネートの幅が広がる」なんて書かれていますが、これは本当なのか?
結論から言うと、これは揺るぎない事実です。
黒スキニーはファッションを楽しむ上で必要不可欠なアイテム
どうしてコーディネートに黒スキニーを採用すればいいことがあるのか。
その理由としては、黒スキニーというアイテムはとにかく色々なトップスと合わせやすいアイテムだからなんです。
黒スキニーというアイテムが持つ特徴としては、まずは癖のない細身のシルエットが挙げられます。
加えて、どんな洋服とも合わせやすい、いわゆるベースカラーとなる黒色であること。
この2つの要素を持った「黒スキニー」というアイテム。
とにかく癖が少ないため、トップスにどんな洋服を合わせてもコーディネートを全体で見たときのバランスを綺麗に整えて格好良く仕上げてくれるんです。
これは女性のメイクで例えるところの、ファンデーションのようなもの。
肌を綺麗に整えてから初めて目や唇にも化粧を乗せていきますが、メンズファッションにおける黒スキニーはそういった重要な下地の役割を果たしてくれるんです。
だからコーディネートに迷ったときは、とりあえずボトムスには黒スキニーを採用する前提で全体像を思い浮かべると綺麗にまとめることが可能になります。
メンズファッションにおいて、大事な下地の役割を果たしてくれる黒スキニー、1本は持っておきたいですよね。
服オタクが選ぶ本当におすすめの黒スキニー3本をご紹介
ということでこの記事では、これまでぼくが実際に実物を見たり買ったりしてきた黒スキニーたちの中でも、本当におすすめできる3本をご紹介していきます。
どれもお財布に優しい低価格でありながら、シルエットや品質は文句なしに素晴らしい。
これから初めて黒スキニーを買う人におすすめしたい、おすすめの3本をランキング形式でご紹介していきます。
【第1位】Dcollectionの黒スキニーパンツ (4,980円)
まずご紹介する、揺るぎないおすすめ1位はDcollectionの黒スキニーパンツ。
Dcollectionはネット通販限定で展開されているファッションブランド。
いわゆるネット限定販売のブランドって、薄っぺらい洋服を安価で売っているイメージがあるかもしれません。
Dcollectionはそれらとは全く別物で、むしろネット限定で実店舗を持たないことにより不必要な経費を削減。
その分を高品質な洋服を作るために充てているので、安めの価格帯ながら非常に高品質の洋服を作り続けているブランドなんです。
ぼくはこれまでに安いもので2,000円台、高いもので2万円超えのスキニーパンツまで、本当に色々なものを穿いてきました。
それらのコスパや生地感を総合的に評価した結果として、Dcollectionの黒スキニーパンツを1位に選んでいます。
細身の美しいシルエットはもちろん、適度に肉厚で耐久性のある生地感とストレッチ性。
加えて上品な雰囲気を持ちつつも、いやらしさを感じさせない絶妙なツヤ感。
黒スキニーに求める全ての要素を最適なバランスで持っている、非常に利便性の高い1本です。
もちろんぼくも普段から愛用しているのですが、綺麗めからミリタリー系、古着まで合わせる服を選ばないのでとにかく便利。
ジップやトップボタンには少しだけ安っぽさを感じますが、基本的にはトップスの裾に隠れて外から見える部分ではないので問題はありません。
むしろ、こういった部分で上手く無駄な費用を削減して全体的な品質の向上を工夫してくれているんだな、と感じました。
【品質】★★★★☆
【生地感】★★★★☆
【コスパ】★★★★★
【シルエット】★★★★★
【おすすめ度】★★★★★
【第2位】GU スーパーストレッチ カラースキニーパンツ (2,689円)
2位に選んだのは、GUが定番展開しているスーパーストレッチ カラースキニーパンツです。
税込みで2,689円という破格の安さで販売されています。
GUの黒スキニーが持つ最大の特徴としては、圧倒的なまでのストレッチ性。
足に吸い付くような細身のシルエットでありながら、生地がもはやストッキングのようなストレッチ性を持っています。
それゆえ穿いていてストレスを感じることはほとんどありませんが、あくまでもそれが最大の特徴。
生地にはポリウレタンが13%とかなり多めに使われており、十分なツヤ感も持っていますが、やや中性的な雰囲気の強い仕上がりになっています。
デニムパンツというよりはレディースのレギンスに近いイメージ。
生地も少し薄めなので耐久性の面で心配こそありますが、販売価格を考えれば、破れたらまた買い直す前提で買うのもいいでしょう。
【品質】★★★☆☆
【生地感】★★★☆☆
【コスパ】★★★★☆
【シルエット】★★★★☆
【おすすめ度】★★★★☆
【第3位】UNIQLOのウルトラストレッチ スキニーフィットジーンズ (4,309円)
3位に選んだのはUNIQLOの黒スキニー。
UNIQLOがジーンズとして展開しているアイテムの中で、「スキニーフィット」シリーズとして展開されているものです。
細身シルエットのスキニーパンツは生地が足にピッタリ密着する分、少し窮屈さを感じてしまうもの。
UNIQLOのウルトラストレッチ スキニーフィットジーンズは細身のシルエットでありながら、生地が抜群のストレッチ性を持っています。
通常のデニムパンツは素材に綿を100%採用することが多いため、穿き心地もゴワゴワしています。
また、デニム生地にはストレッチ性がないため、足を曲げるとキツかったりもするんですよね。
対してUNIQLOの黒スキニーは素材に伸縮性のあるポリエステルを5%、ポリウレタンが2%採用されています。
抜群のストレッチ性の秘密はこの素材にあり。
よって穿いているときも窮屈さを感じることはほとんどありません。
シルエットやストレスフリーな穿き心地に文句は一切ありません。
ただ、ぼくも実際に何年か穿いた結果として少しだけ気に入らなかった点を挙げるなら、生地のツヤ感が少しだけ足りない部分でしょうか。
UNIQLOのウルトラストレッチ スキニーフィットジーンズが持つ生地の特徴は、ややマットな雰囲気をしていること。
コーディネートを全体で見ると落ち着いた雰囲気に仕上げることは大きなメリット。
しかしトップスにベージュやカーキなど、アースカラーのアイテムを合わせると少しだけ野暮ったい印象になってしまうという、少しだけ気になるポイントも。
メンズのファッションアイテムとして常に高い人気を誇っているミリタリー系のシャツやコート (具体的にはモッズコートなど)
それらとの相性がイマイチとなると、せっかく黒スキニーという汎用性の高いアイテムでありながらもコーディネートに採用できる範囲は意外と狭め。
個人的には古着やミリタリー系のアイテムも大好きなので、せっかく汎用性の高い黒スキニーを選ぶなら、それらとも相性は良くあって欲しいと思っています。
綺麗めのコーディネートが好きな方にはおすすめできますが、一部コーディネートの幅を狭めてしまう生地感であることは、少しだけ気になってしまいます。
【品質】★★★★☆
【生地感】★★★☆☆
【コスパ】★★★☆☆
【シルエット】★★★☆☆
【おすすめ度】★★★☆☆
【まとめ】黒スキニーは安く手に入れて、お金は他の洋服に使おう
この記事でご紹介した黒スキニーは全て、今までにぼく自身が実際に穿いたことのあるものたち。
記事冒頭でも買いたように、ぼくは安いもので2,000円台、高いものだと2万円超えの黒スキニーまでをたくさん穿いてきました。
その結果として思ったことがあります。
それは、ぼくたちメンズがファッションを楽しむ上で黒スキニーは必要不可欠だけれど、高いお金をかけるべきアイテムではないということです。
今は安くて高品質の洋服がたくさん存在するので、黒スキニーを手に入れるなら5,000円もあれば素晴らしいシルエットや生地感の1本を手に入れることは十分に可能。
むしろ5,000円を超える黒スキニーを選ぶとしても、生地感の違いはあれど、それ以上は趣味の世界でしかないと考えています。
汎用性が高く、色々なコーディネートを組む上での基盤になってくれるという意味での黒スキニーを選ぶなら、今回ご紹介した3本だけで十分に事足ります。
ファッション雑誌を読んでみても、黒スキニーはUNIQLOでトップスはハイブランドのコーディネートを組んでいる人がたくさん。
その状況がもう、事実を物語っている気がします。
ということでまとめると、黒スキニーに関しては5,000円以下で十分に素晴らしい品質のものを手に入れることが可能です。
特にぼくがおすすめしたいのは、Dcollectionの黒スキニーパンツ。
2位で紹介したGUの黒スキニーにはない肉厚で頼り甲斐のある生地感と、3位で紹介したUNIQLOの黒スキニーにはない生地のツヤ感を持った逸品です。
まだ黒スキニーを持っていない方には、間違いなくおすすめしたい1本。
Dcollectionの黒スキニーパンツを、是非チェックしてみてください。
いわはし
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