ぼくは毎年、12月の頭になると沖縄県の那覇市で開催されるフルマラソンに参加しています。
参加人数は毎年およそ3万人、完走率は60%前後の那覇マラソン。
那覇マラソンに参加し始めたのは2年前からで、それまでぼくはフルマラソンを走った経験は全くありませんでした。
学生時代も陸上部ではなくサッカー部だったし、そこでも「2軍のエース」と呼ばれるほどで、試合に出る機会もほとんどなし。
それでもぼくがフルマラソンに挑戦してみようと思った理由は、ひとつは学生の頃に友達と行った沖縄の綺麗な景色が忘れられなかったから。
そしてもうひとつは、単純な好奇心。
最後にいちばん大きな理由となったのは、「これを乗り越えれば自分に大きな自信を持つようになれるかもしれない」と思ったからなのでした。
日々のランニングと努力は自分を絶対に裏切らない
最初は好奇心でエントリーした那覇マラソン。
上でも書いた通り、それまでの人生23年間で一度もフルマラソンを走ったことのなかったぼくには、当たり前ですが日々のランニング練習は必須でした。
最初の最初は公園でも河川敷でも、時間があるときに3km以上走るようにしていました。
最初は特にペースを気にしていませんでしたが、練習を繰り返すうちに3kmを走り終えても「もっと走れるな」と思えるようになってきて。
それから走る距離を5kmに増やしてみたり、10kmに増やしてみたり。
本番直前にもなれば15kmや20kmを走ってみたこともありましたが、よほど直前にでもならない限りは基本的に5kmか10kmを走るようにしています。
ランニングの何が楽しいって、自分が頑張った努力量に対して確実に結果が出ることだとぼくは考えています。
毎日、5km走り続けていれば、少しずつ「もっと長い距離も走れそうだ」と思えるようになってくる。
何より目に見えて分かりやすいのは、走るペースが上がって同じ5kmでも走りきるまでのタイムが着実に上がっていることです。
ちなみに今のぼくの練習スタイルとしては夜の公園を、その日の体調や気分に合わせて5kmから10km走っています。
ランニングポーチを腰に巻き、そこに入れたスマホとBluetoothのイヤホンを繋いで、お気に入りの音楽を聞きながら走る。
走る距離やペースの計測には「Runtastic」というアプリを使っています。
こうして日々、練習を積み重ねていくと着実に体力は付いていくし、完走までのタイムも短くなっていく。
ぼくはあまり偉そうなことを言える立場ではありませんが、よく「ビジネスには実力以外にも運やタイミングが重要だ」なんて言葉を耳にします。
しかしランニングやマラソンはそうではなくて、自分が頑張った分だけ、努力を重ねた分だけ確実な結果が返ってくるもの。
運やタイミングの要素はほとんどなくて、実力の占める要素がとても大きいスポーツだとぼくは強く思っています。
日々の努力が、自分に必ず報いを与えてくれる。
経営者の方が趣味で筋トレにハマることが多いみたいですが、きっとランニングも同じことなのだろうと思っています。
フルマラソンに挑戦する決意と完走経験は大きな自信になる
「フルマラソンに挑戦してみよう」と決意すること。
今までの人生で経験したことのなかった物事に挑戦すると決めたとき、それだけでも自分の殻をひとつ破ることのできた瞬間だとぼくは思います。
「どうせ無理」と思わずに、前を向いて挑戦すること。
それだけでも、勇気を振り絞った大きな選択です。
いざ挑戦して、完走できたときのこと。
ぼくはこれまでに完走を2回経験することができましたが、その瞬間の大きすぎる達成感は何にも代えがたいものでした。
こんな自分でも、やればできるんだ。
フルマラソンを完走して、そう思えたときの感覚は今でも忘れられません。
そして無事に完走することができてからは、この「自分にもやればできるんだ」という感覚は他の全ての出来事にも応用して考えられるようになりました。
仕事でも、勉強でも「自分はやればできる」という感覚を持って取り組めるかどうかによって、モチベーション維持の仕方も大きく変わってくるものだと思います。
自分の中にある「どうせ無理」という気持ちを取っ払って、大きな自信を手に入れるには適しすぎているのが、フルマラソンへの挑戦だとぼくは考えています。
良くも悪くも、運やタイミングに支配されない、実力勝負で真っ向から自分と向き合えるスポーツ。
まだフルマラソンに挑戦したことのない人には、とにかく是非挑戦してみて欲しいです。
仮に完走できなかったとしても、大きな挑戦をしたというだけでも、それは確実に自信へと繋がってくれるはずだからです。
いわはし
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