個人的な話になりますが、ぼくは超が付くほどの汗っかきです。
春や秋冬はまだしも、夏に汗ジミが目立つような色味のシャツやTシャツを1枚で着ることは、とてもじゃないけれどできません。
汗ジミができて目立っていることを懸念すると、その恥ずかしさから余計に変な汗をかいてしまい、結果的にビショビショになっていることも多々あります。
そんなぼくが夏という地獄のような季節を乗り切るには、やっぱり着るシャツやTシャツは汗ジミの目立たない色味のものを選ぶに尽きます。
結果としてぼくは、7月や8月になると着る洋服の色味は白と黒のほぼ2択になっているのが事実。
毎年、そんな状況で夏を過ごすのですが、その中でも数年に渡って個人的に思っていたことがありました。
「黒いTシャツを使ってコーディネートを組むのって、意外と難しくないか?」
これまで夏には無意識に白無地Tシャツとデニムパンツという組み合わせばかりを選んできたので、トップスに黒色の服を合わせるとなると難しく考えてしまっていました。
白いTシャツならデニムパンツと合わせるのはもちろん、黒いスキニーパンツとの相性だって抜群。
極端な話、白いTシャツは合わせるズボンを全く選ばない非常に万能なアイテムなんですよね。
対して、トップスに黒いTシャツを着るとなると、途端に合わせる服が分からなくなっていました。
そこでこの記事では、ぼくが「黒いTシャツを着るとき、どんな風にコーディネートを組めばいいのか分からない」
そう思った2年ほど前から今に至るまでに色々と考えた結果、しっくりくるコーディネート例をいくつか見つけることができたので、それらをご紹介していきます。
インディゴカラーのデニムパンツと合わせたコーディネート
生活感のある部屋から失礼します。
まずは王道、インディゴ系のデニムパンツと合わせたコーディネートです。
汎用性が高く、どんな色味の洋服とも相性のいい色というのが白色のシャツやTシャツ。
ぼくは白以外の色味をした洋服をコーディネートに使うとき、トップスとボトムスはできるだけ近い色味をした類似色の組み合わせにするようにしています。
そうすることで全体の色味に統一感を持たせることができるので、コーディネートを綺麗にまとめることができるんです。
スーツやジャケットのセットアップって格好良く見えますが、あれは上下を同じ色味で揃えていることによる統一感によるものなんですね。
黒とやや暗めの青色 (藍色)は類似色。
カジュアルな雰囲気のコーディネートを組みたいのなら、インディゴカラーのデニムパンツと黒いTシャツの相性は抜群です。
ややストリートっぽい雰囲気に仕上げたいのなら、上の写真くらい薄い色味のデニムパンツと合わせてみるのも格好いい。
同じインディゴ系の色味をしたデニムパンツとはいえ、色落ち具合が違えば印象もなかなか変わってきます。
個人的にハマっているのは、やや色味の残っている古着デニムと黒いTシャツを合わせたコーディネート。
80年代や90年代に流行ったような少し野暮ったいファッションの再来が世間を席巻している今。
そこにすっぽりとハマるような、どこか古臭い雰囲気がとても今っぽいなと思っています。
メンズファッションの大定番、黒スキニーと合わせてオールブラックコーデ
スタイリッシュで大人っぽい雰囲気を演出するなら、上下共に黒色のアイテムを採用したオールブラックのコーディネートがおすすめです。
シルエット、色味共に汎用性が高いため、コーディネートを組むときに合わせるトップスを選ばない万能アイテム、黒スキニー。
もはやメンズファッションの大定番と化しているアイテム。
トップスに黒色のTシャツを採用した場合なら、全体的に引き締まったスタイリッシュなコーデに仕上げてくれます。
ぼくが愛用しているのはDcollectionというブランドが定番展開している黒スキニー。
抜群に美しいシルエットとツヤ感のある綺麗な生地、そして細身ながら履いていて疲れを感じない高いストレッチ性。
それでいて4,980円というお財布に優しい価格で買えてしまうのだから、本当におすすめです。
ぼくも愛用し続けて数年が経ちますが、コーディネートに困ったときには無意識に履いてしまうほど高い汎用性を思った1本です。
ベージュのチノパンと合わせた大人の余裕を感じるコーディネート
少し大人っぽく、落ち着いた雰囲気に仕上げたいのならベージュのチノパンと合わせたコーディネートがおすすめ。
デニムパンツとはまた違ったベクトルのカジュアルさを持っているチノパンは、大人の余裕を感じさせてくれるアイテム。
上の写真でぼくは太めのシルエットをしたチノパンを採用しているので、少しゆるい雰囲気のコーディネートに仕上がっています。
ここに細身シルエットのチノパンを採用すると、より落ち着いた大人の雰囲気を演出してくれます。
カーキのパンツと黒Tシャツを合わせた遊び心のあるコーディネート
個人的にとても好きなのが、カーキ色のボトムスと黒いTシャツを採用したコーディネート。
黒とカーキは類似色でありながら、お互いに違った個性を持っています。
ミリタリー系のアイテムに多いカーキ色のアイテムを大人っぽくスタイリッシュな印象を持っている黒色のアイテムと合わせてみると、どこか遊び心を感じる仕上がりに。
大人っぽさもあるけれど、どこか少年のような遊び心を感じさせてくれる組み合わせ。
Tシャツ 、ズボンを共に違うアイテムを使った黒×カーキのコーディネート。
落ち着いた大人っぽさを持っていながら、少しだけやんちゃな雰囲気が見え隠れするようでとても好きな組み合わせです。
黒Tシャツは類似色のズボンと合わせれば着こなしも簡単に
この記事では黒いTシャツを採用した具体的なコーディネート例を大きく3種類に分けてご紹介してきました。
どれも違った雰囲気に仕上がってくれますが、全てに共通しているのは「黒と類似色のズボンを採用していること」です。
普段、黒色のズボンをコーディネートに採用する分にはどんなトップスと合わせても格好良く決まってくれるもの。
それをトップスに採用するとなると途端に難しく考えてしまいがちですが、それでも「上下共に類似色でまとめること」を意識すれば実は簡単に着こなすことが可能です。
今回ご紹介したデニムパンツ (インディゴ系)もベージュもカーキも、全て黒と色味の近い類似色。
それゆえコーディネートを全体で見たときにも、まとまりのある雰囲気に仕上げてくれるんですね。
夏、汗っかきの人にとって汗ジミはとにかく天敵。
それらを目立たなくしてくれる黒色のTシャツ は、汗っかきなぼくたちにとって非常に嬉しいアイテムです。
夏の黒いTシャツを採用したコーディネートの組み方に迷っている方は、是非この記事でご紹介した組み合わせを参考にしてみてください。
いわはし
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