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カート・コバーンも着ていたタイベック生地の「ペーパージャケット」とは

古着の洋服と言えば、やっぱり新品の服にはないくたびれた雰囲気や、退廃的な見た目が魅力のひとつ。

古着として人気の洋服には色々ありますが、地味ながらも根強い人気を持っているアイテムが「ペーパージャケット」

 

コアな一部の服好きに、少数でも長年支持を受け続けているアイテム。

有名な人物なら、NIRVANAのボーカルだったカート・コバーンもペーパージャケットを愛用していました。

 

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紙のような見た目をした化学繊維「タイベック」

そんなペーパージャケットをぼくも最近になって購入しました。

と言っても古着のそれではなく、好きなブランドから展開されていたものです。

 

iroquois (イロコイ)というブランドの、MA-1と同じような形をしたペーパージャケット。

先ほどから「ペーパージャケット」と言っていますが、これらのジャケットの素材はもちろん紙ではありません。

 

その正体は、紙のような見た目をした化学繊維「タイベック」

1967年から科学や医療、農業など色々な分野において採用されています。

家を建てるときにも防水シートや遮熱シートとして採用されることが多いそう。

 

洋服の分野では防護服と使われることが多く。

紙のような見た目と生地の薄さが特徴ですが、防護服として使われるほどに抜群の耐久性を持っているのが最大の特徴。

 

見た目からはまるで想像ができませんが、破れや摩擦、水に強い非常にタフな生地なんです。

 

少し肌寒い日の薄手な羽織りとして便利

細かすぎる地図のグラフィック

ペーパージャケットになぜ地図柄のアイテムが多いのかをぼくは知りません。

多いというよりも、カート・コバーンが地図柄のそれを着ていたから、同じ見た目のものに人気が集中しているだけなのかもしれません。

 

とにもかくにも、紙のような見た目と薄さをしたペーパージャケット。

それでいて耐久性には優れている「タイベック」が採用されている。

 

そんなペーパージャケットが最も活躍するのは、春と夏の間や、夏と秋の間に訪れる「半袖で過ごすには少しだけ肌寒い日」

薄手のジャケットならアウトドア系のナイロンやポリエステル素材のアイテムも存在しますが、どうしても人と被りがち。

 

対してペーパージャケットだと、そもそも着ている人が少ないので羽織るだけで斬新さを感じることができます。

それにアウトドア系のマウンテンパーカーは体の内側に熱がこもってジメジメしますが、ペーパージャケットにその不快感はなく。

 

タイベックは優れた透湿性を持っているので、体の内側にこもった熱もサッと排出してくれるんですね。

 

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Tシャツの上から羽織るだけで小慣れ感を演出

【コーディネート詳細】

・Tシャツ: UNIQLO

・デニムパンツ: A.P.C.

・スリッポン: iroquois

今回ぼくが購入したペーパージャケットは白をベースにした色味。

挑戦をしてこなかった色味なのでコーディネートに迷いますが、この後でグレーよりも白いTシャツの上から羽織った方が納得のいく仕上がりになりました。

 

羽織ってみると本当に1枚の紙のようにペラペラで、風になびくときの雰囲気や触り心地もシワくちゃになった紙そのもの。

しかし素材は高機能な化学繊維のタイベック。

当然破れる心配も、雨に濡れてヘタってしまう心配もありません。

 

なかなか不思議で頼りない見た目と生地感ながらも、耐久性は抜群なタイベックのペーパージャケット。

古着としてもある程度は人気のあるアイテムではありますが、どこのお店に行っても必ず置いてあるようなものではありません。

 

もしペーパージャケットを探しているのなら、入った古着屋さんで見つけたときにはサイズが合えばその場で買ってしまうのがおすすめ。

ぼくも買う前は「これだけ薄手の服を着るくらいなら半袖1枚でもいい気がする」

 

そう思っていたのですが、いざ手に入れてみるとこれが本当に便利。

ペーパージャケット、1枚持っておいて損のないアイテムです。

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いわはし

もうすぐ30歳になるので、うかうかしていられません。