メンズの夏コーデは開襟シャツで差をつける。具体的な着こなし例をご紹介

メンズにおける夏のコーディネートと言うと、その大半はとてもシンプルなものになってしまいます。

Tシャツを着て、それと相性が良さそうなズボンを穿いて、革靴かスニーカー、サンダルを履いて終了。

 

そもそもメンズファッションにおいては、洋服の種類がレディースよりも少ないので仕方のないことなのかもしれません。

その分、特に着る洋服の数が減る夏はコーディネートを組むのが楽になる訳ですが、同時に退屈にもなってしまいます。

 

長い夏、毎日同じような格好をしていればすぐに飽きてしまいます。

そこでコーディネートのマンネリ化を解消くれるのが開襟シャツ。

 

古着屋さんに行けば半袖の柄シャツがたくさん売っていたりしますが、今回はぼくが開襟シャツをおすすめする理由も書いていきたいと思います。

 

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そもそも「開襟シャツ」は普通のシャツと何がどう違うのか?

その前に「そもそも開襟シャツって、普通のシャツと何がどう違うのか?」という点について。

開襟シャツとはその名の通り、襟が開いた作りになっているシャツのこと。

上の写真にあるシャツは「普通のシャツ」です。

いちばん上までボタンが閉まる仕様になっているので、カッチリとしたイメージを作りやすい。

こちらの写真にあるのが、今回ご紹介する「開襟シャツ」です。

そのまま同じものですが、英語にして「オープンカラーシャツ」と呼ばれることも。



襟が首元だけではなく、胸元にかけて大きく折れているため、一般的なシャツに比べて胸元が少し広めに開く作りになっています。

こうして見ると、形としては折れた生地がもうひとつ、小ぶりな襟を作っているかのような形です。

先ほどの写真にあったように、開いた襟部分にはボタンを通す穴のようなものが、ちょこんと付いています。

反対側の襟裏に隠れたボタンをそこに留めると上の写真のように、一般的なシャツのようなシルエットに。

一応、ボタンを留めることはできますが、一般的なシャツも第一ボタンを留めて着ることが少ないように、開襟シャツにおいても、こうして着ることは少ないです。

 

なぜなら、一般的なシャツよりも胸元が開いた作りになっている開襟シャツが持つ最大の特徴は、その脱力感にあるからです。

胸元がやや広く開いている分、シャツというアイテムでありながらもカッチリし過ぎず、抜け感のあるリラックスしたコーディネートを作り出してくれる。

 

これこそが、暑い夏でも活躍してくれるポイントになっているんです。

多くの人がTシャツ1枚で過ごす夏に開襟シャツを取り入れれば、街を歩く他の人たちにコーディネートで差をつけることが可能です。

 

開襟シャツを着るならインナーにはHanesの「BEEFY-T」がおすすめ

これから開襟シャツを使った具体的なコーディネート例を紹介していきますが、全てに共通してインナーに着ているのは、Hanesの「BEEFY-T」という白無地Tシャツ。

開襟シャツはボタンを閉めて1枚で着るのも格好いいですが、個人的におすすめしたいのは白無地Tシャツの上からサラッと羽織るスタイルです。

 

ボタンを開けて着ると、開襟シャツの持っている独特の抜け感や特徴がより生きると考えています。

インナーには、数ある白無地Tシャツの中でも特に質が良い上、安く買えるHanesの「BEEFY-T」がおすすめ。

 

Amazonなら2枚組のBEEFY-Tを2,000円前後と、定価よりも安く手に入れることが可能です。

 

ベーシックな色味のボトムス×開襟シャツのコーディネートをご紹介

以下、開襟シャツを取り入れた、具体的な夏のメンズコーディネート例を、実際にぼくが持っている洋服と合わせながらご紹介していきます。

今回、開襟シャツと合わせてコーディネートを組むために使ったボトムスは以下の4本。

(左から)

・UNIQLO Uのワイドフィット テーパード チノパンツ (色: ベージュ)

・古着で購入したイージーパンツ (色: カーキ)

Dcollectionのスキニーパンツ (色: ブラック)

無印良品のデニムパンツ (色: ネイビー)

 

ゆるくてカジュアルな雰囲気が際立つ「開襟シャツ×チノパン」コーデ

生活感溢れる部屋から失礼します。

まずは太めのシルエットが特徴的なUNIQLO Uのベージュチノパンと開襟シャツを合わせてコーディネートを組んでみました。

 

以下、履いている靴は全てのコーディネートに共通して、iroquois (イロコイ)というブランドのスリッポン。

こちらは数年前に販売されていたものなので、現在は新品で入手することが不可能になっています。

 

シュッとしたシルエットのスリッポンは、特にチノパンのようにカジュアルな雰囲気を持ったアイテムの野暮ったさを薄めるには持ってこい。

どこでも買える定番モノなら、VANSのスリッポンがおすすめです。

 

「開襟シャツ×チノパン」コーディネートの話に戻します。

今回、ぼくが採用した開襟シャツの色味はやや明るめのもの。

そこに同じく、やや明るめの色味をしたベージュのチノパンを合わせると、とてもカジュアルな雰囲気に仕上がります。

一般的な細身シルエットをしたベージュのチノパンだと、これが全体的にシュッとした綺麗めのコーディネートに。

 

ぼくが採用したのは、太めのシルエットをしたもの。

個人的にゆるい雰囲気のコーディネートが好きなので、抜け感のある開襟シャツに、更に脱力感を加えるつもりで太めシルエットのベージュチノパンを選びました。

全体のシルエットで脱力感を演出しつつ、コーディネートを明るい色味で仕上げたい人におすすめです。

 

個性が光る「開襟シャツ×カーキ色のイージーパンツ」コーディネート

どんな色味をしたトップスとも相性がいいボトムスの色味としては、ベージュやブラック、ネイビーが挙げられると思います。

 

便利なボトムスの色においてトップ3がそれらだとして、こちらは4位にランクインするであろうカーキ色のボトムスを採用したコーディネート。

この記事ではコーディネート例を4つご紹介しますが、一癖あるコーディネートを好むぼくとしては、これが最も好み。

カーキ色のボトムスはホワイトやブラック、ネイビー、ベージュ、レッドといった色味のトップスとなら相性が良く。

この手の色味をしたボトムスを穿いている人は意外に少ないので、差をつけるといった意味ではダークホース的な存在でもあります。

 

清潔感のあるコーディネートに仕上がる「開襟シャツ×インディゴデニム」

無印良品の定番商品となっている細身のデニムパンツと開襟シャツを合わせたコーディネート。

少し分かりづらいかもしれませんが、「インディゴ染料」と呼ばれる染料を使って藍色に染め上げたデニムパンツを穿いています。

 

どこからどう見ても間違いのない、清潔感と清涼感に溢れたコーディネート。

インディゴデニムはカジュアルかつ、清潔感のあるコーディネートを組むには持ってこいのアイテム。

今回のように細身シルエットのものを採用すれば、より清潔感のあるコーディネートに。

太めシルエットのものを採用しても、遊び心のあるコーディネートに仕上がってくれます。

 

合わせる服を選ばない「開襟シャツ×黒スキニー」のコーディネート

最後にご紹介するのは、黒いスキニーパンツと開襟シャツを合わせたコーディネート。

「スキニー」とはシルエットにおける種類のことで、英語で「痩せている」だったり「皮のような」という意味があります。

 

その名の通り、足にぴったりとくっつくような細いシルエットが特徴的。

ちなみに、一般的なシルエットをしたボトムスを「ストレート」と呼び、太めのシルエットをしたものを「ワイドシルエット」と呼んだりします。

 

細身のスキニーパンツはトップスが同じく細身でも、開襟シャツのようにゆったりとした雰囲気を持つアイテムでも、コーディネートを綺麗に仕上げてくれます。

更になぜ色味としては黒を選んだかと言うと、黒色の洋服はトップスにしてもボトムスにしても、合わせる洋服の色味を選ばず、基本的にはどんな色とでも相性がいいから。

つまり、ふたつの要素を持ち合わせている「黒スキニー」は、ボトムスの選択肢としては最強レベル。

基本的にはどんなトップスを合わせても、綺麗にコーディネートを仕上げてくれるんです。

 

「開襟シャツ×黒スキニー」のコーディネートに関しても、シルエットとしては似ているインディゴデニムを採用したコーディネートに対し、よりシックで大人っぽい印象に。

カジュアル過ぎるコーディネートになることを避けて、スタイリッシュな雰囲気に仕上げたいのなら、開襟シャツと合わせるボトムスには黒スキニーを選ぶのがおすすめです。

 

詳しくは後述しますが、ぼくが愛用している黒スキニーは「Dcollection」というブランドのもの。

品質が良くシルエットも綺麗な上、お値段は4,980円と破格の安さとコスパの良さを誇る1本。とてもおすすめです。

 

半袖じゃ寒いとき&インナーを着ると暑いときのコーディネート例

この記事では、半袖の開襟シャツを使ってコーディネートを組むとき、基本的にはインナーとして白無地Tシャツを着ることをおすすめしてきました。

しかし、ゆったりとした作りの開襟シャツは、それ以外のコーディネートを楽しめるのも魅力のひとつなんです。

 

半袖じゃ少し寒いとき、インナーとして長袖Tシャツを着てしまう

例えば、半袖の開襟シャツで外へ出るには少し寒い気温の日。

インナーに長袖のTシャツを仕込んで、袖を重ねながら着るという方法があります。

半袖になっている開襟シャツのインナーとして長袖のTシャツを着てしまい、開襟シャツの袖から長袖Tシャツの袖を出すようにコーディネートします。

よく古着屋さんに行ったりすると、店員さんが春頃からアロハシャツを着るためにやっていたりする、あのコーディネートです。

これなら、少し肌寒い日でも小慣れた雰囲気を演出しつつ開襟シャツを使ったコーディネートを組むことが可能になります。

 

今回、ぼくが着ているのは編み目がワッフル状になっている「サーマル」と呼ばれる種類の長袖Tシャツ。

保温性が高いので、真冬でもインナーとして着る人が多いアイテムです。

 

インナーを着ると暑いとき、白無地TシャツをUNIQLOのエアリズムに変更する

反対に真夏にもなると、単純にTシャツとシャツの2枚重ねじゃ暑くて耐えられなくなってきます。

そんなときは、インナーの白無地TシャツをUNIQLOのエアリズムに変えるのがおすすめ。

シャツは直接肌に触れる形で着ると、汗や皮脂によるダメージが重なっていきます。

インナーとしてUNIQLOのエアリズムを挟む形であれば、汗をかいても快適に乾いてくれる上、シャツへのダメージも軽減できる。

 

開襟シャツは胸元が少し広く開いているため、深めのVネックタイプを選ぶのがおすすめです。

ちなみにですが、エアリズムは肌に近い色味をしたベージュを選ぶと、白いシャツの下からでも色が透けません。

 

迷ったら「開襟シャツ×黒スキニー」のコーディネートがおすすめ

今回は半袖の開襟シャツを使ったコーディネート例を4つご紹介しました。

それぞれのコーディネートに唯一無二の魅力がありますが、見てきた中でも「どのコーディネートにしようか迷っている」という方もいらっしゃるかもしれません。

 

もし迷っているのなら、ぼくは「開襟シャツ×黒スキニー」のコーディネートをいちばんにおすすめします。

ボトムスに黒スキニーを選べば、トップスにどんな色味やシルエットをした開襟シャツを選んでも、基本的には綺麗にコーディネートを仕上げてくれる。

これほどまでに合わせるトップスを選ばないボトムスを、ぼくは黒スキニー以外に知りません。

 

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黒スキニーなら4,980円で買える「Dcollection」の1本がおすすめ



特におすすめなのは、この記事でもご紹介した「Dcollection」の黒スキニー。

ネット通販で買える上、生地の品質も高く、シルエットも美しい。

それでいてお値段は4,980円とお手頃で、非常にコスパの高いアイテムになっています。


Dcollectionでは非常にシンプルなデザインで、日頃のコーディネートにすぐにでも取り入れられる開襟シャツも販売されています。

今っぽい形をしたビッグシルエットの1着なので、黒スキニーと合わせるだけでも簡単にバランスのいいコーディネートを組むことが可能に。

 

まだ開襟シャツをお持ちでない方は、こちらも是非チェックしてみてください。

 

どうしても単調になりがちな夏のコーディネート。

Tシャツばかり着てしまう毎日に飽きたら、マンネリ解消方法のひとつとして開襟シャツをコーディネートに取り入れてみてはいかがでしょうか。

 

▼開襟シャツのインナーとしてご紹介した「Hanes」のBEEFY-T

▼半袖じゃ肌寒い日のインナーとしておすすめのサーマルTシャツ

▼合わせる服を選ばないVANSのスリッポン

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いわはし

いわはし

もうすぐ30歳になるので、うかうかしていられません。

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