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雨の日でも履けるスニーカーの決定版。Danner「WRAPTOP LIGHT3」レビュー

ぼくはずっと探していたんです。雨の日に履けるスニーカーを。

雨の日に履けるとなれば、条件として求めるものにはいくつかあって。

 

まずは土砂降りでも靴の中に雨が侵入してこないこと、濡れないこと。

靴下が濡れたりしたときの、あの不快感。ジメッとしたあの感じは、どうにも好きになれそうにないので避けたいところ。

 

加えて、濡れた路面でも滑らないこと。

雨が降っている日にちょっとした坂道だったりを歩くのって、コケる怖さが拭えません。

そんな不安を払拭してくれるほど、濡れた路面を歩くにしても安定してグリップ力を発揮してくれるスニーカー。

 

そして最後に、そもそも雨に濡れること自体に強いスニーカー。

濡れて乾いても汚れが目立ちにくかったり、ケアが簡単だったりすればするほど嬉しいもの。

 

主に3つの条件を設けてずっと、そんな靴やスニーカーをぼくは探し続けていました。

普通のスニーカーを雨の日に履くには、どうしても気になってしまうんです。

 

これまでに、いくつも候補となる靴やスニーカーには出会ってきました。

ただ、条件はクリアしても見た目のデザインが気に入らなかったり、ぼくが好きな服装の系統とは少し相性が悪い気がして、なかなか購入には至らず。

 

唯一、それらの条件を満たした最強のブーツも存在しました。

もうずっと欲しいと思い続けている、DannerのMOUNTAIN LIGHT (マウンテンライト)

 

見た目も格好いいトレッキングシューズでありながら、ソールには抜群のグリップ力を誇るビブラムを採用。

最大の魅力は、靴の内側にGORE-TEX素材が採用されていることなんです。

 

表面こそ雨や水濡れに弱い本革素材ではありますが、内側に本格的な登山にも仕様される防水透湿素材のGORE-TEXを採用することで防水機能は抜群に。

普段履きはもちろん、雨の日だって格好良く足下を飾ってくれる最強のブーツだな、ともうずっと思っているんです。

 

ただ、定価で買うとなれば6万円近くなるので、なかなか勇気が要るもの。

中古相場なら2万円前後なので買うなら中古だな、と思いながらも、なかなか合うサイズや好きな色のそれに出会うことがないまま数年が経ちました。

 

そんなことを考えていると時間はあっと言う間に経過し、今年も梅雨が近付いてきました。

ところが、今年はついに見つけてしまったんです。今までに見てきた防水機能を持つスニーカーの中で最も気に入ったデザインかつ、機能性も文句なしのそれに。

 

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雨の日OKのコスパ最高スニーカー。Danner「WRAPTOP LIGHT 3」

それがDannerのWRAPTOP LIGHT 3 (ラップトップライト スリー)というスニーカー。

Dannerと言えば本格的な登山向けのトレッキングブーツやシューズを作っているブランドというイメージでしたが、そういえば現在はABC-MARTの傘下にあるようで。

 

業績が不調で買い取られた、という形なのでしょうか。

それからは「Danner」という信頼あるブランドを使って、今までになかった低価格帯のカジュアルなブーツや靴も展開されているイメージです。

 

ハイエンドなブーツを作っているだけでは、経営を続けることはなかなか難しかったのでしょう。

ブランドのしてその名を残し続けるためには、買収されることも止むを得なかったように思います。

 

ただ、ぼくはこの「WRAPTOP LIGHT 3」がDannerの商品でなかったとしても、きっと買っていたはずで。

スニーカーのベロにはブランド名の表記がありますが、そこに惹かれて購入した訳ではもちろんありませんでした。

 

雨の日でもガンガン履けるWRAPTOP LIGHT 3。

ぼくがこれを購入した理由と、その魅力を書き綴っていこうと思います。

 

3つの条件を満たしていることはもちろん、驚くべきは価格の安さ

少しぽってりとした、ナスのようなシルエットが可愛いWRAPTOP LIGHT3。

まず最初に言っておきたいこととして、このスニーカーは記事の最初に挙げた3つの条件を余裕で満たしています。

ぼくが雨の日に履けるスニーカーに求める3つの条件

・雨に降られても靴の中が濡れないこと

・濡れた路面でも滑らないこと

・濡れても汚れが目立ちにくかったり、ケアしやすいこと

最低でもこれらの条件を満たした上で、デザインが好みであること。

そこで初めて、雨の日でも履けるスニーカーとして購入するに至るのですが、WRAPTOP LIGHT3はそれらを全て満たしてくれています。

 

加えて嬉しいのが、そのお値段。

履き心地とはまた別のところですが、雨の日にでも履けるように特化したスニーカーというのは機能性に特化している分、1万円オーバーのものがほとんどでした。

 

そんな中、DannerのWRAPTOP LIGHT3は7,560円 (税込み)という安さで販売されています。

それでいて見た目もぼく好みでミリタリーや古着とも相性のいい、抜け感のあるローカット。

買わない理由が見つからなくて、即決で購入に至りました。

 

横から見たときのシルエットはこんな感じ。

なかなか低めのローカットで、CONVERSEのALL STARのような抜け感を持っています。

ボディーを包み込むように配置されているソールも印象的。

 

そのソールはラバー素材からなっているので非常に軽い。

ギザギザと波打ったそれは、滑りやすい雨の日でも地面をしっかり掴んで抜群のグリップ力を発揮してくれるとのこと。

これなら雨の日でも転ぶ心配はありません。

 

裏側を見てもこの通り。

深く刻まれたギザギザには頼り甲斐を感じます。

 

そのソールが、ボディーを包み込むようにたっぷりと。

スポーティーな雰囲気を持ったデザインも気に入っています。

 

履き口とDannerのロゴが入ったタン部分には後から縫い付けられた様子がなく、元々一体化しています。

それらの素材は光沢と伸縮性のある特殊な柔らかいものになっており、素材の名前で言えば「ネオプレン」と言うそうです。

 

NIKEの名作スニーカー、エアハラチを持っている人になら分かりやすいと思いますが、あの履き口と同じ素材。

持っていない人には、ウェットスーツに使われている素材、と言えば伝わりますでしょうか。

伸縮性があって、体を包み込むようなフィット感があって、高反発な素材です。

 

エアハラチと同じ素材ということは・・・そう、このWRAPTOP LIGHT3も脱ぎ履きをするときの手間が掛からず非常に楽なんです。

靴紐はほぼ飾りと言ってもいいくらいには必要ありません。

 

正確に言えば、締め付け感をアップさせるためには必要ですが、靴紐をギュッと結んでも伸縮性のある履き口のお陰で着脱にはストレスが掛かりません。

履き口を伸ばして足を入れればスルッと履けるし、脱ぐときも手を使わずにスルンと行けちゃう。

 

これ、靴を履いたり脱いだりするのに時間が掛かる人には非常に嬉しい仕様なこと、間違いありません。

ぼくも脱ぎ履きが遅くて、靴下で上がる居酒屋さんに行ったりすれば帰り際、皆に置いて行かれることが結構あって。

 

なのでぼくはこのWRAPTOP LIGHT3はとても気に入っています。

普段履きはもちろん、雨の日だって履けてしまう上、脱ぎ履きが楽だなんて、ヘビロテ間違いなしのスニーカーです。

 

雨の日はもちろん、普段履きもできるローカットスニーカー

もちろん雨の日専用のスニーカーではないので、よく晴れた日だってローカットスニーカーとして普段履きができちゃいます。

この記事を書いている今日はよく晴れていましたが、ぼくは1日このWRAPTOP LIGHT3を履いていました。

 

横から見てみるとこんな感じ。

ぼくの場合は古着やミリタリー、重い色の服を着ることが多いので、足下だけでも抜け感のあるアイテムを使うといくらか軽さが出てくれて嬉しい。

 

ボトムスと同じ黒色でもローカットで抜け感があり、ややアウトドアやスポーツアイテムにも通じるデザインだと、ブーツを履くよりも軽やかで気に入っています。

 

後ろから見てみるとこんな感じ。

今回は太めのチノパンと合わせていますが、黒スキニーと合わせたりしてみるとよりスタイリッシュな雰囲気になってくれそうです。

 

これだけ便利で7,560円なら、買わない理由が見つからない

上から見たときのシルエットはこんな感じ

普段履きはもちろん、雨の日でも靴下が濡れないだけの防水性と、滑ったり転んだりする心配のないグリップ力を持っている。

それでいてデザインもスタイリッシュで格好良く、脱ぎ履きするときも靴紐をゆるめたりする必要もなく、スリッポン感覚で簡単に履けてしまう。

 

とても便利なスニーカーなのに、お値段はまさかの1万円台を余裕で下回る7,560円。

WRAPTOP LIGHT3を見つけた瞬間ぼくは、買わない理由が見当たらないと思ってすぐに購入を決めました。

 

今までずっと雨の日でも履けるスニーカーを探していたぼくの苦労は何だったのか。

名前に「3」と付いていることは、今までも販売されていた訳ですが、どうして見つけることができなかったのか。

 

なんて色々と思いましたが、とにかく出会うことができて本当に良かった便利なスニーカーです。

防水性を持っているのはもちろんですが、やっぱり脱ぎ履きがとてもしやすい点は実際に履いてみて本当に嬉しいと思いました。

 

服屋さんへ行っても、試着室で靴を脱ぐ必要があるとそれすら手間に感じますが、その手間をひとつ省くことができたようで、これが結構嬉しい。

DannerのWRAPTOP LIGHT3、本当におすすめです。

雨の日に履けるスニーカーをお探しの方は、是非チェックしてみて下さい。

 

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その他にぼくが購入を考えていた、雨の日に履けるスニーカー

最後に、今回は購入しなかったものの、ぼくがDannerのWRAPTOP LIGHT3以外で購入を検討していた、雨の日でも履けるスニーカーをご紹介します。

 

ぼくは自分好きなスタイルとの相性が微妙だったので購入を見送りましたが、ご自身のスタイルと相性のいいものがあれば、こちらも是非チェックしてみてください。

 

KEEN JASPER (12,744円)

アウトドア系のコーディネートやブランドがお好きな方から絶大な支持を得ているKEEN (キーン)

同ブランドを代表するスニーカーやトレッキングブーツはたくさんありますが、ローカットスニーカーとして人気なのがJASPER (ジャスパー)というモデル。

 

つま先近くまで紐が通っている個性的なデザインが特徴的。

ぼくは購入するならブラックにしようと思っていましたが、カラーバリエーションが豊富なところもJASPERが持つ魅力のひとつ。

足下をカラフルに彩るスタイルがお好きな方には持ってこいのスニーカーです。

 

雨の日はもちろん、ハイカットのブーツよりも足首の固定力は劣りますが、山道だって登れるように設計されているタフなスニーカーなので耐久性は抜群。

とても頼り甲斐のある1足です。

 

MOONSTAR ALWEATHER (15,120円)

MOONSTAR (ムーンスター)と言えば小さい頃に履いていた上履きのイメージが強いかもしれません。

しかし実は福岡県の久留米市を拠点に上質な靴を作り続けている老舗メーカーなんです。

 

そんなMOONSTARが誇るのは、商品名通り全天候で履けるALWEATHER (オールウェザー)というスニーカー。

15,120円というのはハイカットモデルのお値段ですが、ALWEATHERにはローカットモデルも存在しています。

 

雨の日でも快適に出かける為に重宝するスニーカーたち。

これからやってくる梅雨に向けて、今回ご紹介した3足を是非チェックしてみてください。

元々防水性のあるスニーカーではありますが、より防水性を高めたり、汚れの付着を防ぐためにも履き始める前には防水スプレーを吹きかけるのがおすすめです。

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いわはし

もうすぐ30歳になるので、うかうかしていられません。