暑い夏も、そろそろ終わろうとしています。
セレクトショップへ足を運べばCANADA GOOSEが並んでいたりして、季節の移り変わりを感じますね。
ぼくは先日、ネットであるコートを購入したところです。
いつもはショートブルゾン(特に色違いで2着持っているiroquoisのMA-1)派なのですが、今年はロングコートにも挑戦してみようと思いました。
明日か明後日には届くと思うので、袖を通すのが楽しみです。届いたらもちろん、ブログでも記事を書きたいと思います。
10回目(くらい)の洗濯を終えたPETIT STANDARD
夏になると本当に洋服への関心が薄まってしまうため、ブログの更新頻度もどうしても下がってしまいます。
暑すぎて、お洒落をしたいと思う余裕すらなくなっているのかもしれません。もしくは、どうせ毎日Tシャツしか着ないんだから、どう足掻いても同じだと思っているのかもしれません。
そんな中でもボトムスには相変わらず相棒ジーンズのPETIT STANDARDを穿いています。
たまに、暑すぎて意識が遠のきそうになるので、そんな日は古着のイージーパンツを穿きながら。
それでも、基本的にはPETIT STANDARDと一緒にこの夏を過ごしてきました。
最近のぼくはInstagramで色々な人の相棒ジーンズを眺めては、その男らしい色落ちに惚れ惚れしているのですが、それを見ていると自分も早くそこに到達したい、と思うようになって。
そのためには、やっぱりジーンズを穿き込むことが最短の道。色を落とそうとして擦ってみたりはさすがにしませんが、大切に穿き込みながら、じっくりと色落ちを楽しんでいきたいところ。
真夏にも14ozのジーンズを穿き込んでいると、当然ながら汗をかきます。
それでもジーンズは他のボトムス同様の頻度で洗濯を行ってしまうと、迫力のない色落ち具合に仕上がってしまうのが難しいところ。
理想の色落ちに近付けたい。そんなジーンズの洗濯頻度を参考にしつつも、洗う回数が少なすぎて清潔感に欠けるなんてことになるのも避けたい。
そもそもジーンズだって洋服なので、適度に洗ってあげることが大切です。そうじゃないと、生地が痛んで穴が空いたりダメージができやすくなってしまう。
色落ちだって、生地が痛んでジーンズがボロボロになってしまえば、そもそも楽しむことなんてできません。
生地のことを大切に思いながら、そして清潔感に欠けないように、適度に洗濯だってしてあげたいものです。
毎回、PETIT STANDARDを洗濯するときのタイミングは勘でしかないぼく。
「そろそろ洗ってあげようかな?」
なんとなく、生地の表面を見つめながら、相棒が洗って欲しそうな顔をしていたら洗濯機へ放り投げて、泳がせてあげるようにしています。
お前、何言ってんだよ。デニム生地と会話できる訳ないだろ、とお思いになるかもしれませんが、付き合いも長くなってくると、相棒の気持ちは何となく理解できるようになってくるんですよ。
もうすぐ2年半になるのかな。ぼくがまだ大学生だった頃からずっとお気に入りで着用し続けている、数少ない洋服のひとつです。
そのお気に入り度は、日を増す毎に加速していくばかり。共に時間を重ねる度に、変化を魅せてくれるその表情が愛しすぎて。
ヴィンテージ感を増していく縦落ちと、変化の乏しい膝下と
色落ちした生地表面を愛でながら過ごす毎日。PETIT STANDARDだけはクローゼットに収納することなく、ロフトの階段に掛けて四六時中観察しています。
・・・と書いておいて少し気持ち悪いなと思ったので本当のことを書いておくと、出かけるときはほぼ100%、こいつを穿いているからです。すぐ穿けるように。
ぼくは親バカなのかもしれません。
でも言ってしまうと、ポケット付近のヒゲや太ももの縦落ちはもう、古着屋さんに置いてある、一目見ると「おおっ」と思うジーンズの域に達していると思うんですよね。
迫力だったり、フランスパンのように綺麗で上品な雰囲気を持っていた購入当初のそれと比べたらもう、この変化はなかなかのもの。
ぼく自身、PETIT STANDARDが本腰を入れて育てるリジッドジーンズとしては初めてです。
あんなに綺麗だった・・・悪い言い方をすれば少し女々しささえ感じたジーンズが、ここまで男らしく育ってくれるとは。
ただただ綺麗に、さらっとインディゴ染料が落ちていくような歳の重ね方を、ぼくは相棒に望んでいませんでした。
どこか汚れながら、不器用にでも、男らしく逞しく育って欲しい。結婚どころか彼女だっていないのに、何だか子育ての話をしているかのような感覚です。
左ポケット付近のヒゲを、上から撮った写真です。
ヴィンテージ加工を施したジーンズが、必ず入れてくるヒゲの雰囲気。それが、真っ紺色をしていたぼくの相棒にも、これでもかと言わんばかりに刻まれています。
普段から座って過ごしていることが多いので、特にがっつり刻まれているのでしょうか。
最近テレビか何かで見て知ったのですが、実は座ってばかりの生活って体に悪いんだとか。
だから、スタンディングデスクを導入する会社もあったりするのかな、なんてぼーっと考えていました。ぼくは明らかに座りすぎ、寝すぎな気がしています。
いいアジ出してるな、と思うのは、右足太もも部分の縦落ちで。
着用歴がもうすぐ2年を迎えようとしていた、今年の頭くらいから徐々に変化を魅せてくれていたこの部分。
それから半年が経った今、思わず唸ってしまうくらいには、その迫力に引き込まれます。
白みと、ただ白くなっていくだけではなく、長い期間穿き続けていることを思わせる少しの汚れ。付き合いの長い友達というよりも、戦友と呼びたくなる佇まい。
ぼくが写真を撮るのがまだまだ下手なのと、画面越しだからというのもあって、まだまだ彼の本当の姿や魅力は皆さんにお伝えできていないように思います。
いつか、ブログを読んで下さっている皆さんと”相棒ジーンズを語る会”なんてやってみたいですね。
人のジーンズの色落ちを見るのが大好きで、Instagramで無限にいいねを押しまくっているのですが、同じ趣味の人、絶対にいらっしゃいますよね。
膝部分(表)なんかも、がっつりと太いシワを刻んでいたりしますが、やっぱり変化に乏しいのは膝下で。
これも膝下を上から撮った写真なのですが、まだまだ”穿き始めて半年のワンウォッシュジーンズ”くらいの雰囲気です。
人間、腰や膝は折れ曲がる生き物ですが、スネは折り曲がらないので、変化が乏しいのは仕方ない。
膝下にも「おおっ」と思えるだけの色落ちを感じるまで穿き込んで初めて1人前といった具合でしょうか。まだまだ先は長いです。
もはやステッチ大崩壊のバックポケット付近
前々からブログでも書いてきましたが、2年半近くも穿いているとバックポケットのステッチは崩壊してきます。
左ポケット上のステッチがほつれて飛び出していますが、それもアジ。これくらい穿き込むと、もう何でもアジで良し。
元々、大切な洋服に関しては過保護なぼくは、これくらい穿き込んでようやく少しの汚れやらダメージを気にしなくなります。
洋服が汚れたり、着用頻度に伴ってクタクタになっていったりすれば、通常それは劣化としてマイナスに捉えられるもの。
それが経年変化という、時が経てば経つほどに魅力を増していく不思議さを持っている洋服の代表格がジーンズ。
そろそろ、同じく経年変化を魅せてくれるレザージャケットも着れる季節がやってきますね。
ヒゲと並んで特にジーンズの経年変化を感じられる部位、ハチノス(膝裏のシワを指します)
こちらに関しても順調に育っていますが、どうもぼくは座っているときには足を伸ばしていることが多いのかもしれません。
2年半近く穿いていますが、それにしては刻まれたシワのインパクトが弱い印象。
そもそも、ぼく自身がハチノスよりもヒゲのシワや色落ちを楽しみにしていることもあり、ハチノスにはそこまでこだわりが無いのかもしれません。
個人的に、ハチノスに太いシワが入ると、非常にコントラストがはっきりしたゴリゴリのジーンズに育っていく印象があります。
体育会系な雰囲気にはしたくないので、それを考えると無意識に膝を伸ばして座っているのは正解なのかもしれません。
膝下に「おおっ」と思えたら一人前。秋冬シーズンの穿き込みスタート
少しずつ”酷暑”と言いたくなるほど暑い日は減ってきた今年の夏。いよいよ、秋冬シーズンの穿き込みが始まります。
当然ながら去年の今頃よりも色落ちは進み、コントラストも大きくなっているので、それに合わせてコーディネートも変化させながら、重ね着の季節を楽しみたいところ。
膝下の色落ちの「おおっ」と思えるようになれば一人前。最近の変化を眺めているとそう思うので、そこを目指して穿き込みたいと思います。
ぼくが理想の色落ちを目指して実践してきたのは、リジッドジーンズを購入してから半年は糊を落とさず、つまり洗わずに穿き込んで深くシワを刻むこと。
9月〜10月からの半年間は、ジーンズを穿き込むのに暑すぎず、ちょうどいい気温が続く時期。
これからジーンズを育ててみたいとお考えの方にも、最適なタイミングがやってきましたね。
いわはし
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