去年の今頃に比べて、最近はめっきり洋服を買わなくなりました。
というのも、妥協して買い物をする回数が減ったから。
「この服が欲しい」と明確に何かを探し求めての買い物が減ったから、なのでしょうか。
自分が心底気に入って、本当に納得できる洋服しか買わないようになったのです。
同時に着なくなった服も大量に処分したので、ぼくが持っている服の数は一気に減り、同じ服に袖を通す回数が増え。
余談ですが処分する服は量が多かったので宅配便で送ると査定して、お金を口座に振り込んでくれる洋服買取業者を利用しました。
学生時代はジャ○ブルストアで査定スタッフをしていた身なので、売る前に予想金額として”18,000円”と思っていたところ・・・。
結果はなんと1,000円。定価にすれば数十万円にもなる洋服たちが、想像を遥かに下回る安さで買い取られようとしていたのです。
だからといって返送してもらい、ブランド古着屋へ持って行ったりメルカリに出すのはもっと手間。
大人しく破格の安さで買い取ってもらうことにしました。
「仮に1万円以上損をしていたとしても、どうせ食費に消えてしまうんだ」
そう自分に言い聞かせながら、お金よりも時間を大切にする姿勢を貫こうと思った瞬間でした。
自分にとってのこだわりを明確に知りはじめた
そんな過程を経て手持ちの服を絞ったぼくですが、これも洋服を好きになってかれこれ数年、自分の中に確固たる何かが見え始めてきたからだと思っていて。
今までたくさんの洋服に袖を通してきて、自分に似合うものや好きなものを手探りしながら地道に探してきた。
結果として最近ようやく、自分が本当に好きなスタイルやアイテム、系統を掴むことができるようになってきたのではないか。
だから妥協して洋服を買う回数も減ったし、そもそもの洋服を買う回数すらも減った。
本当に好きな洋服だけを買うようになったのでしょう。
一言で表すなら、こだわり。23年間生きてきて、ようやく自分の中で洋服に対するこだわりや大切にしたい部分が固まってきたように思えています。
”いつも同じ”がカッコいい
洋服って毎日着るものです。学生なら、そうやって毎日知り合いと顔を合わせる訳です。
今までのぼくなら、着る服は毎日違う方がおしゃれだと思っていました。
それだけコーディネートのバリエーションも、持っている服の種類も多い方が、周りから見ても分かりやすく「あの人は洋服が好きなんだな」と思われる。
学生時代は特にそうでした。ほとんど毎日のように知り合いと顔を合わせるから。
一方で今のぼくはその考えと真逆の所に位置していて、つまり”いつも同じ”こそが最高にカッコいいものなんだと考えています。
洋服が好きなのに、その上で毎日似たような格好をしているということは、そのスタイルが好きだということ。こだわりを持っているということです。
以前にも記事で書きましたが、カッコいい大人”ってコーディネートがおしゃれだとかどうとか、そんなことは関係ないと思っていて。
自分の中に譲れないこだわりや美学を持っているかどうか。これが根本にあると思っているんですね。
洋服が好きなのに、それでもいつも同じような格好をしている人。もう、確実に自分の中に確固たるこだわりを持っているんです。
だからぼくは、いつも同じような格好をしている人にこそ憧れる。
”いつも同じ”こそカッコいいと思ってしまうんです。
スタイルを貫いて魅せるもの
いつだってぼくは、自分のスタイルを貫いている大人に憧れてきました。
だからぼくも、そんな大人になりたい。
どんなときも確固たるこだわりを持っている服好きになりたいと、ずっと思い続けています。
そのためにも自分にはどんな服が似合うのか?どんな服が好きなのか?を明確に知ること。
最低条件としてその服を好きなこと。その上で似合うこと。ふたつの条件を満たすスタイルに出会ったとき、初めてそんな大人になれるのではないでしょうか。
ぼくは洋服を好きになってからまだまだ10年も経っていないので、これから模索を続ける中で自身のスタイルはどう変化していくのか。
その辺りも本当に楽しみです。これだからファッションは奥が深くて、夢中になってしまう。
貫き通せるスタイルを、いつか見つけたいものです。
いわはし
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