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ヨーロッパに行ったら、街行く人々の服装から文化の違いが垣間見えた

初めてヨーロッパの国々(オランダ・ドイツ)へ訪れて、街行く人々のファッションを眺めていたとき。

当たり前ですが国が違うだけあって、日本のファッションとは違った面もたくさん発見しました。

 

今まで狭い島国の中でしか呼吸をしたことがなかったぼくも、母国での常識が異国では非常識であることを身をもって体感して。

いくつか感じたそんな違いを、ファッション面にフォーカスして考えてみたいと思います。

ヨーロッパと日本におけるファッションの違い。そこから浮かび上がる文化やルーツの違いについて。

 

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ヨーロピアンのマストアイテムは黒スキニー

オランダ・ドイツへ降り立ってまず最初に驚いたのが街行く人々の体型で。

皆、例外なく足が長い。アホみたいですが素直な感想です。

 

それゆえスキニーパンツがとてつもなく似合うんですよね。

特に黒スキニーを穿いている人が本当に多くて、スラッとした下半身がスタイリッシュでかっこいい。

こっちだとCHEAP MONDAYやDr.denim、nudie jeansが主流なのかな?

どのブランドもヨーロッパ生まれ。日本で買うよりも3,000~5,000円くらいは安かったです。

 

足が長いから黒スキニーでそれを際立たせる。

生まれ持った体型の強みを活かしたファッションの楽しみ方を、誰もが習得しているといった感じでした。

 

UKロックにバイク文化。男女問わずライダースが大好き

9月上旬、日本ならまだ半袖で過ごせる気温でしょうか。

一方のヨーロッパはなかなか寒く、Tシャツの上からライトアウターを羽織るくらいがちょうどいい。

日本なら11月上旬くらいの気温でしょうか?

 

それくらいの気温だと、街行く人の服装はライダース、ライダース、ライダース。

男女問わずライダースジャケットを着ている人がとっても多いんです。

黒スキニーにライダース、スニーカーもしくはブーツのシンプルなファッションでもカッコよくてもう。

 

その背景として、ヨーロッパ(特にイギリス)はUKロックの発祥地ということが考えられました。

The Rolling Stones、THE BEATLES、SEX PISTOLSをはじめとした超有名バンドが生まれた場所。

 

イギリスはモーターバイクの文化が盛んだったこともあり、Lewis Leathers発祥の地でもあります。

それらの影響も相まってヨーロッパでは全体としてライダースジャケットがアウターの主流となっているのでしょうか。

真相が気になるので、イギリスやフランスをはじめとした他の国にも足を運んでみたいところです。

 

ライダースは好きだけど、実は8割がフェイクレザー

その一方で驚いたのは、ライダースを着ている人のほとんどがフェイクレザーを愛用していることでした。

見るからにファッションガチ勢(ヒゲを生やした渋めのオジさん)は本革を愛用している模様ですが、若い人はフェイクレザーが多め。

 

ファーをはじめとした毛皮に関しては厳しく取り締まっていたりと、海外の国々は日本よりも動物愛護の体制が整っています。

本革のライダースジャケットを着ている人が少ないのはそれと関係しているのかな?なんて思ったり。

 

それとも、建物や家具をはじめとしてモノを大切にするヨーロピアンにとって、本革ライダース選びは人生をかけた一大事だったり?

「一生これを着る!」と納得できた本革ライダースしか選ばない。

そんな文化があるからこそ、渋めのオジさんしか着ていなかったりするのかも。

 

色褪せジーンズの着用率高し。”アンティーク”は洋服にも

▲写真はぼくが育てているプチスタンダード

日本にいるときから、ドイツやオランダにはそこまでハイファッションなイメージがありませんでした。

実際にその通りで、見るからにハイブランドの洋服を着ている人は少ない模様です。

きっとそれはぼくがフランス・パリに抱いている勝手な印象で、ヨーロッパ全体がそうだと思い込んでいたのでしょう。

 

ハイファッション気味な服装を楽しんでいる人はあまり見かけませんでした。

それよりもぼくが現地で目にして素敵だと思ったのは、色褪せたジーンズの着用率が高いこと。

 

ヨーロッパには家や家具をはじめとした”アンティーク”の文化があります。

一度買ったモノはずっと大切にする。その精神はファッション面にもあるようで。

 

ライダース然り、ジーンズだってそう。

色褪せたジーンズを穿いている人を見ると、濃紺色の頃からずっと大切に穿き続けてきたのかな・・・とロマンを感じます。

 

そもそもヨーロッパ、中でもファッションの街として知られるパリの人々ですらクローゼットは超シンプルだといいますよね。

本当に大切な服だけを、少数精鋭で揃えてずっと着続ける。無駄な買い物はしない。

”アンティーク”な思考は洋服においても変わらず健在のようです。とっても素敵。

 

ブランド服にはこだわらない。多様な自己表現が評価される

先ほども書いたように、ぼくは現地に来るまで”ヨーロッパでは全員がハイブランドを身にまとっているものだと思っていました。

実際はそうじゃない。むしろそんな人はほとんど目にしませんでした。

 

どうしてだろう?と考えてみると、ヨーロッパでは多様かつ自由な自己表現方法があり、それらがきちんと評価されるからなのでは、という結論に。

例えば公園へ足を運べば、アンプを持ち寄ってボイスパーカッションをしている人やギターを弾いている人がいて。

壁にグラフィティを描いている人がいて。

 

日本とは違って国全体に自由な雰囲気が漂っていて、極端な話、他人に迷惑をかけなければ何でもOKな空気感。

そこに人目を気にする人なんていなくて、各々が自身の好きな方法で自己表現を行っています。

 

多様な自己表現の方法が認められ、それらがちゃんと評価される文化。

言い換えれば、洋服を着ることでしか自己表現ができないなんてことはまずないんですよね。

 

そんな自己表現方法の豊富さが日本との大きな違いなんだと感じました。

日本では何でもルールが細かく設定されていて、出る杭は打たれてしまう。

だから誰もが人目を気にするし、群れからはみ出ないように生活しています。

 

そんな中でどうやって自己表現をするか、自身の承認欲求を満たすかといえば、簡単な方法はファッションくらいで。

だから人よりもお金をかけてブランド服やバッグを買って身につけ見栄を張るようになるのでは、と思ったのです。

 

思えば日本は世界でも屈指のブランド大好き帝国。

LOUIS VUITTONのバッグだって、実はパリよりも日本での方が売れているなんて事実もありますよね。

 

そう考えるとブランド服が二次市場でも高く重宝されるのは日本だけ?

リサイクルショップやブランド古着の文化があってこんなにも支持されるのって、日本だけだったりするのかも。

 

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百聞は一見に如かず。ヨーロッパに行ってよかった

人生で初めて海外旅行をしてみて、ヨーロッパに行ってみて、これだけ多くの気付きがありました。

どこかへ行ったときに自分なりに興味関心を持って比較・観察できる視点を持っていると旅行が楽しくなりますね。

ぼくの場合はそれが大好きな洋服でした。この視点だけでも文化の違いがたくさん浮かび上がってくる。

 

海外に関して、今まではネットを介しての情報にしか触れたことがありませんでした。

しかし実際に足を運んでみて、ヨーロッパに行ってよかったと心の底から思っています。

百聞は一見に如かずとはまさにこのことなんだなと痛感。

 

ぼくはまだまだ日本以外の国を知らないし、ヨーロッパでも今回足を運んだ2か国のこと、ほんの少ししか知らない。

UKロックを生んだイギリス、そしてやはりファッションの街であるフランス・パリにも足を運んでみたいと思っています。

 

現地に足を運んで、身をもって文化の違いを考察することは本当に楽しいです。

今回の旅はそんな新しい楽しみに気付けた、とても素敵な機会でした。

 

そして”行きたい!”と思ったときに足を運べる、フットワークの軽さは大切にしたい。

そのためにも時間とお金にとらわれない職業”ブロガー”としての活動をもっと全うしていこうと思いました。

これは今後、ぼくがブログを書くにあたってのモチベーションにも繋がっていくはずです。

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いわはし

もうすぐ30歳になるので、うかうかしていられません。