TOWER REPORTS

革が鳴く!栃木レザー製、牛革財布を1年使ってみての経年変化。


経年変化っていう言葉には、男のロマンが詰まっています。

長い時を一緒に過ごした後で、それが見せてくれる表情にロマンを感じる。

特にジーンズや本革のライダースジャケット、財布などが代表的でしょうか。

 

辛いときも楽しいときも一緒に過ごした相棒のごとく。

時が経てば経つほど、そんな相棒に対する愛情は深まっていくばかりです。

 

今回はぼくがいくつか持っている相棒のうち、最も一緒にいる頻度の高い本革の財布について。

購入から1年と2ヶ月が経ちました。

その歳月を経て見せてくれる経年変化による表情を、購入当時の写真も交えながら見てみたいと思います。

 

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SHIPS×AMIACALVAの栃木レザー製財布

ぼくが1年と2ヶ月使っている財布は、AMIACALVA(アミアカルヴァ)というブランドのもの。

正直、買うまで全然知らないブランドでした。

 

ZOZOTOWNで財布を探していて、これが気になったので近くのSHIPSへ足を運び実物を見に行きました。

そこでネットで見たとき以上に気に入ったので購入。

SHIPSの別注デザインらしく、本家AMIACALVAの定番型財布とは少しだけ仕様が違うみたいです。

 

▲本家は財布を閉めるときに使うパーツがスナップボタンではなく、穴に金具を通す仕様になっているようです。

 

1年と2ヶ月の歳月を経て見せてくれた経年変化

▲購入直後の財布。撮影日は2016年の6月11日でした。

この財布には”栃木レザー”というブランド革の牛革が使われています。

牛革らしいタフさを持ちつつも、どこか優しくて温かい雰囲気を持っている素材。

近寄ってみると繊細なシワがよく見えて、革本来の魅力を感じさせてくれます。

 

上に載せた購入直後の写真を見てみると、フタ(?)部分の革繊維が若干毛羽立ってヒラヒラしているのが見えますね。

その辺りからも新品の初々しさを感じ取れます。

 

正面から見た姿は、1年と2ヶ月の歳月を経てこんな具合に。

パッと目を引くのは金色だったボタンの色が鈍味を増しているところ。

これは素材に真鍮を使っているのでしょうか。

 

メッキが剥がれているようにも、真鍮特有のくすみにも見えます。

メインの革部分は1年前よりも遥かにツヤを増しています。

 

牛革や馬革で特に見られる、使用に伴って増していくこのツヤの美しさ。

とても好きです。もっとテカテカしちゃってほしい。

 

▲こちらも去年の6月、購入直後に撮った写真。

この財布はよく見ると、革のシワが大胆に目立つ部分とそうでない部分があるんです。

写真左側に見られる小銭入れ部分に使われている革なんて、かなり荒々しさが目立ちますよね。

 

カード入れ部分にはきめ細やかなシワを刻んだ革素材と、大胆なシワを刻んだ革素材を交互に配置しています。

この辺りのこだわりがとても好き。作りにこだわっていることが見てとれる。

 

これが1年経つと・・・どうでしょう。

ちょっと加工でわかりづらいかもしれませんが、こちらもツヤを増しています。

 

革製品を使っていくうちにそれがツヤを増していくのは、人の手から出る脂が染み込んでいくから。

より深みのある黒色へと変化してきました。

 

服好きの心をくすぐる、小銭入れのジッパーに採用されたWALDESジップ。

これがちょっと面白いなと思ったので、購入の後押しになったのも覚えています。

 

こちらもちょっとくすんだ色になってきましたが、まだまだスムーズに動いてくれます。

古着に興味を持ったりすると、ジッパーには謎のこだわりが生まれてきますよね。

 

▲購入直後、謎の角度から撮った写真。

最後に、最も傷が刻まれていきそうな背面はどうなっていることやら。

購入直後に撮った写真、どうしてこの角度から撮ったのかは覚えていません。

 

 

少しボコッとした傷はあるものの、そこまで目立ちません。

牛革や馬革はダメージに強いので、ちょっとやそっとじゃ目立つような傷が増えるようなことはなさそうですね。

こちらもツヤを増してきている印象です。

 

あと1~2年は一緒にいたい、とっておきの相棒

やはり1年ちょっとでは、目に見えて大きな変化がある訳ではありませんでした。

それでも購入当初と比べると明らかに全体としてツヤ感を増していて、革製品としてより魅力を増したように思います。

 

実はこの財布、買って3ヶ月が経った頃に1度コンビニのトイレにダイブしています。

財布はもちろん、入っていたお札もびしょ濡れになる始末。

急いで水洗いした後、トイレットペーパーで水気を拭き取ったことを覚えているなあ・・・。

 

そこから少しだけ質感が変わった気がしなくもないのですが、革がガチガチに硬くはならなかったのが救いです。

あれは確か夜中、日付が変わってぼくの誕生日になった5分後くらいの出来事でした。

22歳を迎えて初めて発した言葉が「トイレに財布を落とした」だった気がしなくもない・・・。

 

長財布とは違って、片手にパッと収まるサイズ感なこの財布。

横から見ると意外と厚みがあるので、ジャストサイズで穿いているジーンズのポケットには入らなくて。

かといってジーンズも穿きたい(経年変化を楽しむため)ので、ぼくはいつもこの財布を片手に持って出かけます。

 

使われている革はかなりハリがあるので、持っていると革同士が擦れて”鳴く”音が聞こえます。

そんなところも、この財布を好きな理由のひとつ。

壊れないでいてくれる限り、あと数年は一緒にいたいぼくの相棒です。

 

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経年変化の大定番「Whitehouse Cox」の革財布もおすすめ

その他にも、本革財布の経年変化をじっくり楽しみたいのなら、レザー小物の大定番ブランド「Whitehouse Cox」の革財布がおすすめです。

人気のセレクトショップへ行けば、かなり高い確率で販売されている人気ブランド。

歴史も長いので、一過性の流行りブランドのようにブームが去るなんて心配もありません。

 

頑丈なブライドルレザー (馬革)で作られているので、ちょっとやそっとの衝撃で傷が付く心配もありません。

細かいことを気にせずに、本革の経年変化をガンガン楽しみたい方にはとてもおすすめです。

 

お値段は少し張りますが、長く使える一級品であることに間違いありません。

経年変化を楽しめる財布をお探しの方は、Whitehouse Coxの革財布も是非チェックしてみてください。

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いわはし

もうすぐ30歳になるので、うかうかしていられません。