皆さん、雨の日はどんな服装でお過ごしですか?
ぼくはといえば、とにかく雨の日が嫌いで。
お気に入りの服を濡らすのが嫌なので、雨の日は予定がない限り家から一歩も出ないことも珍しくありません。
どうしても家から出なくちゃいけない日は、濡れてもいい”そこまでお気に入りじゃない服”を身にまとって外出します。
でも、ぼくは洋服が大好きで、その日に着ている洋服に気分を左右される男。
お気に入りの洋服を着ていればその日は丸一日ハッピーな気分だし、そうでない日はどこか気分が上がりません。
基本的に毎日、心の底からお気に入りの洋服を着るようにしているのですが、雨の日となればそうはいかないんです。
・・・だけど、雨の日だって晴れの日と同じようにファッションを楽しんでいたい。
そう考えて、ぼくは少し前から雨の日でも楽しく着れる、防水透湿機能の優れた洋服を探していました。
これまで数々のそれらに目を通してきたけれど、なかなか心の底から納得できるような1着には出会えず。
諦めかけていたその頃、ふいに出会った1着がぼくの理想とばっちりマッチしていたので購入しました。
今日はそんな1着を皆さんに紹介したいと思います。
CURLYの3L FULL ZIP HURON PARKA
それがこちら。CURLYというブランドから発売された3L FULL ZIP HURON PARKAです。
雨の日をとにかく嫌うぼくが、そんな日の外出を楽しくするためのウェア探しをする際、絶対に妥協できない条件として挙げていたのは以下。
・雨を弾き、風の浸入を防ぐ高機能性素材を採用していること
・普段のぼくのスタイリングとの親和性が高いアイテムであること
・必要最低限かつシンプルなデザインであること
特に「必要最低限かつシンプルなデザインであること」ってかなり大切で。
ぼくはこれまでに2着マウンテンパーカーを買ってきたのですが、その両方を1年もしないうちに手放しています。
その理由はたったひとつ。デザインの主張が激しいせいで飽きがくるのが早かったから。
過去2回のそんな経験から、今回はマウンテンパーカー選びの条件にもそれを加えることにしました。
これらの条件を全て満たしてくれたのがCURLYの3L FULL ZIP HURON PARKA。
これから雨の日になれば確実に着るであろうこの1着の素晴らしさと、そのディテールを詳細に紹介していきます。
アノラック”風”デザインとポリエステルニットで一捻り
この3L FULL ZIP HURON PARKA(以下:HURON PARKA)は高い機能性はもちろん、服好きの心をがっつり掴んで話さない工夫も持ち合わせています。
その代表的なディテールが、アノラック”風”なデザインと全体を構成するポリエステルニット生地。
アノラックとは、パーカーの上半分にだけジップやボタンの付いた”半プルオーバー”な仕様のアイテムを指します。
主に登山用のマウンテンパーカーに採用されているディテール。
数年前に街でスポーツミックスなスタイリングが流行ったときには一世を風靡しましたね。
このHURON PARKAもパッと見、アノラック仕様と見せかけておいて・・・実はそうじゃない。
商品名にもある通り、実はがっつりフルジップ仕様の1着です。
留めボタンの裏側はコーデュロイ生地になっています。普段は見えないところにまでこだわる遊び心が面白い。
機能性マウンテンパーカーといえばポリエステルやナイロンを使ったパリッとした素材感のものが多いですが、この1着は少し違った雰囲気を醸し出しています。
これに使われているのはポリエステル糸をニット編みすることで作られたポリエステルニット生地。
スポーツジャージとウェットスーツの中間くらいの弾力を持つ生地感です。
色はブラックですが真っ黒というほどではなく、光に当たるとやや紫っぽさも感じられるほど。
機能性ウェアであるマウンテンパーカーにもニット生地を使うあたり、『一貫した物作り』を徹底するCURLYのこだわりを感じ取ることができます。
夏以外の3シーズンで活躍する超万能選手
防水防風機能を持つマウンテンパーカーは、気温に合わせてインナーの枚数を調整するだけで春先から真冬までの長い期間着ることができる優れもの。
春先はシャツやTシャツの上にさらっと羽織って、秋冬はインナーダウンやフリースを着込めばオッケー。
しかしHURON PARKAが持つ最大の特徴は、他のマウンテンパーカーとは違ってHURON PARKA自体が保温性を持ち合わせていることです。
どれだけ雨風を防げる他のマウンテンパーカーって、雨風を防げるだけで保温性は持ち合わせていません。
人が「寒い」と感じる原因は気温もそうですが、風による影響がとても大きいもの。
高機能なマウンテンパーカーは風を防ぐので、あとは保温性を高めるためにインナーを着込めば真冬だって活躍してくれるというわけです。
一方でHURON PARKAは裏地にウインドブレーカーに使われるような起毛したポリエステル生地を採用しています。
これが最大の特徴。HURON PARKAは他のマウンテンパーカーと違い単体でも保温性を持ち合わせているので、真冬でも最低限のインナーで過ごすことができるそう。
ぼくはこの1着を最近買ったばかりで、まだこの洋服と共に冬を迎えてはいないので身をもって体験はしていません。
それゆえ体験レポートは書けませんが、この1着には今からとても期待しています。
真冬でもヒートテック+シャツ+ニット+HURON PARKAで過ごせたら着ぶくれもせず快適なんだろうな。
1着は持っておきたい、雨の日でも着れるマウンテンパーカー
前々から雨の日でも着れて、インナー次第で真冬にも活躍するマウンテンパーカーが欲しかったぼく。
今回はたまたまCURLYのHURON PARKAを見つけて購入に至った訳ですが、実はこれってブランドが毎シーズン定番で展開しているアイテムじゃないんです。
それゆえぼくはこのHURON PARKAをネット通販を使って中古で買いました。
このハイクオリティで3万円と、定価でさえ安すぎるHURON PARKA。今回は中古にてその半額ほどの値段で手に入れることができたんです。
HURON PARKAはちゃっかり高性能なのに、アウトドアブランドが展開するアイテムのような”ガチさ”がまるでない。
ぼくのゆるカジファッションとの親和性が高く、なにより街にサラッと馴染むのがとっても上手いんですよね。
CURLYにはできればHURON PARKAを毎シーズン展開してほしいけれど、これが最後に販売されたのは3~4年前が最後。
もう新品で手に入る機会はないかもしれません。
そこで、この記事を読んでくださったハイクオリティなマウンテンパーカーをお探しのあなたへ向けて、ぼくが最後まで購入を検討していたマウンテンパーカーをご紹介します。
この3着はどれもお店へ足を運んで試着してとことん迷ってきたのですが、どれも本格的な機能とデザイン性を兼ね備えていて本当に選べませんでした。
Columbiaのワバシュジャケット(18,900円)
人気アウトドアブランドのColumbiaが定番アイテムとして定番するワバシュジャケット。
本格的なアウトドアアイテムとして高い評価を絵ながらも街着として着るにもカジュアルな洋服との相性がとってもいい1着です。
普段から比較的ゆるい雰囲気のコーディネートを組む人にはこれがおすすめ。
サイドに入った斜めの大きめポケットは実用的なだけでなく、見た目的にもすごく可愛らしいです。
mont-bellのレインダンサー(18,144円)
ぼくが最後まで買うか迷っていたマウンテンパーカー。
防水防風透湿機能を持つ高性能素材、GORE-TEXを採用した山使いはもちろん街着として着るには十分すぎるスペックを持つ1着です。
ただのポリエステルやナイロンアウターよりも圧倒的に高性能とされるGORE-TEXを採用したマウンテンパーカーとなれば、値段は3万円前後が当たり前。
その中でもmont-bellは同じGORE-TEXを採用したマウンテンパーカーとは違い、お値段が1万円台後半という破格の安さを誇っています。
あまりに安いのでその理由を店員さんに聞いてみたところ、mont-bellは日本規格のブランドなのでデザイン料をはじめとした製作費が安く済むことが大きいんだとか。
ばっちり雨風から体を守ってくれる、ゴワッとした本格的な生地感のマウンテンパーカーを探している人にはダントツでおすすめ。
ぼくもこの写真を見たら、また欲しくなってきちゃったな・・・。
Marmot コモドジャケット(24,840円)
最後にご紹介するのはMarmotのコモドジャケット。
こちらもGORE-TEXを採用しておきながらもお値段は比較的控えめな2万円台前半。
上で紹介した2着は比較的スタイリッシュすぎず、街着として着るにしても違和感がありません。
が、Marmotの1着は普段からゆるい雰囲気の洋服を着るぼくには少しスタイリッシュすぎたかも?
普段から割と綺麗めだったり、スポーティーなコーディネートを組む人にはコモドジャケットがおすすめ。
・雨を弾き、風の浸入を防ぐ高機能性素材を採用していること
・普段のぼくのスタイリングとの親和性が高いアイテムであること
・必要最低限かつシンプルなデザインであること
ぼくが雨風の激しい日でも街着としておしゃれに着れるマウンテンパーカーを選ぶとき、絶対に譲れない条件として挙げたのは上の3つ。
雨の日に着るマウンテンパーカーが欲しいと思っている人は、これらの条件を参考に自分のスタイルに合ったお気に入りの1着を探してみてください。
いわはし
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