TOWER REPORTS

古着屋店員が明かす、原宿の古着屋は転売で儲けている事実

古着屋といえば原宿、といったイメージはありませんか?

 

原宿のキャットストリートへ足を踏み入れれば、所狭しと古着屋が並んでいます。

 

僕もファッションに興味を持ち始めた頃は、

とりあえず原宿で服を買っていればお洒落になれると思って必死に通っていました。

 

ですが当時から、ヴィンテージ古着屋と謳っておきながらも

何故か割と新しいブランドの古着を売っているお店には疑問を持っていました。

 

ブランド古着屋みたく、お客さんから買い取った服を売るスタンスのお店ならまだしも、

どうして原宿のヴィンテージ古着屋でブランド古着を売っているんだろう。

 

しかも、ヴィンテージ古着なんてほぼ無くて、大半がレギュラーのアイテム。

 

その場で考えて、きっとスタッフさんが着なくなった服を売っているんだろうと考えて納得しましたが、

それは違いました。

 

原宿のヴィンテージ古着屋がヴィンテージ古着を売らずにお金を儲けているその裏側には、

とんでもない事実が隠れていたんです。 

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僕のアルバイト先はブランド古着屋

まず最初に、僕はブランド古着屋でかれこれ2年近くアルバイトをしています。

 

ブランド古着屋はお客さんが店舗に持ち込んだ服をその場で査定・買取をし、

利益の出る金額で販売するという形になっています。

 

つまり商材は全てお客さんが持ち込んだ服。それを売るのがブランド古着屋です。

 

古着屋は買い付けに行く

ブランド古着屋ではない、原宿にもよくある様な古着屋では、
商材は全てバイヤーが自ら海外へ古着を買い付けに行き、それを日本へ送って販売をしています。

 

アメリカ古着のお店であればバイヤーはアメリカへ。

 

ヨーロッパ古着のお店であればヨーロッパの国々へ買い付けに行き、

それらの服を日本で販売するのがよく見る古着屋です。

 

ブランド古着屋は「転売ヤー」の温床

古着屋のバイヤーは海外へ買い付けに行くのが普通です。

 

しかしどういう訳か、僕が働いているブランド古着屋には転売ヤー(転売目的のバイヤー)がたくさん来ます。

 

そういう人は店内の物色の仕方や服の見方で分かるし、

何なら地元で有名な古着屋のバイヤーも普通に来ます。

 

もちろん転売しているという証拠だってあります。

 

原宿の古着屋がTwitter・ブログで堂々と商品を紹介している

「あの人、〇〇って古着屋のスタッフだった気がする」

 

なんて思いながらレジを打つと、その数日後にはお店のTwitterやブログで、

うちのお店で買った商品を堂々と紹介しているんですよね。

 

しかも販売価格はうちのブランド古着屋での販売価格の3~4倍はザラです。

 

この間は読者モデルも通う原宿の超有名古着屋が、

うちのお店で6,900円で買ったコートを20,000円で販売しているとTwitterで宣伝していました。

 

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転売で利益を上げる悪質な古着屋も

この様に、ヴィンテージ古着屋と名乗っておきながらもブランド古着を販売している古着屋には要注意です。

 

以前、地元の古着屋で「ブランド古着はどこで確保しているんですか?」と聞いた際に回答を濁されたのも納得です。

 

僕が質問をしたスタッフの方は、その後も平然と僕のアルバイト先で転売する為の服を買っていきました。

 

もちろん転売で利益を上げる悪質な古着屋はごく一部ですが、

原宿の超有名古着屋がそれを行っていることには驚きました。

 

今後、ヴィンテージ古着屋と名乗るお店でブラン古着を買う際は要注意です。

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いわはし

もうすぐ30歳になるので、うかうかしていられません。